ラインアップされたボディは、エントリー向けのシンプルかつコンパクトなJ1とハイエンド向けにEVFを搭載したV1の2モデル。どちらもデザインテイストは同じで、上面はフラットで側面に丸みを持たせたシンプルなスタイルを採用している。
まずはエントリーのJ1。
前面にはレンズ交換用のボタンのみ、上面は電源とシャッターと動画ボタンのみという超シンプルでスッキリしたデザイン。つやつやした質感はなかなかよくて、バッテリ込みで277グラム(バッテリーおよびSDメモリーカード装着時)とそれなりの重量感を感じる。カラーは数量限定のピンクを含む5色展開。
背面はモードダイヤル、ロータリーダイヤル付の十字キー、その周りに4つのボタン(DISP、MENU、再生、削除)、さらに上部にFキーと拡大縮小レバーがある。ボタンの数は無理に減らしたりしてない。ディスプレイは3型でアスペクト比は3:2。
操作系はV1と共通なのであとでまとめて。
続いて上位モデルのV1。
正面から見ると、凸型に膨らんだ上面が印象的なデザイン。個人的にはこの凸型がけっこう気に入っている。J1より少し大きくて、グリップ部にも指をひっかける出っ張りがあり、上位モデルっぽい質感。上面には電源とシャッターと動画ボタンのみで、内蔵フラッシュはなく、専用のアクセサリターミナルがある。
背面に回ると、操作系はJ1とまったく同じだが、表示系はけっこう違う。J1はアスペクト比3:2で46万画素だが、V1は4:3で92万画素と高精細。V1のモニタが4:3なのは、シャッタースピードや絞り値といった撮影情報を、ライブビューにかぶらないよう表示したいからだろう。
さらにV1はEVFを搭載。144万画素の液晶パネルを採用しており、なかなか高精細で見やすい。EVFと背面LCDはセンサーによる自動切り替えのみという大胆さだ。重量はレンズ非装着時で388グラムとJ1よりぐっと重くなる。これはバッテリがでかいから。中級一眼レフの「D7000」と同じバッテリなのだ。ここまで大きなバッテリが必要だったのかはちょっと気になる。
後編では操作インタフェースについてチェックする。
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