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» 2011年12月05日 12時09分 UPDATE

長期試用リポート:「PowerShot S100」第3回――いろいろな撮影機能をチェックする (1/2)

これまでに基本機能の解説とGPSの話をして、基本的な説明は終わった気がするので、今回は撮影機能の話を。やっぱり、いろんな意味で毎日持ち歩くには「ちょうどいい」カメラなのだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 「PowerShot S100」(以下 S100)の試用リポート第3回である。第1回で「S100の基本性能はS95よりぐんと上がっててメチャ素晴らしい」って話をして、第2回で「でもGPS機能はイマイチだった。最初の測位に耐える必要アリ」って話をして、それで基本的な話は終わっちゃった気がしないでもないので、最後はいろんな撮影機能の話を。

・長期試用リポート:「PowerShot S100」第2回――スナップ用カメラにこそGPSが欲しかったのだ

長期試用リポート:「PowerShot S100」第1回――我々はS100を待っていた

photo コンパクトながら両吊りストラップ対応なので首からぶら下げて歩き回るのにちょうどいい。これは素晴らしい

手持ち夜景モードがついた

 シンプルなところから行こう。昼間の普通の写真はすでに何枚も出したので、それ以外のところでまずはマクロである。24ミリ相当のワイド端で3センチまで寄れるけど、もっと寄りたいなら少し望遠にするといい。画面上に最短撮影距離が表示されるのでそれを目安にすると、41ミリ相当のところで5センチまで寄れる。41ミリ相当なら背景もすっきりしていい。

photo 24ミリ相当。1/60秒 F2 ISO400
photo 41ミリ相当。1/30秒 F3.5 ISO400

 ちなみにこれはアボカドの種。色と模様がきれいだったので撮ってみた。よく見ると包丁の跡があるのはご愛嬌(あいきょう)。マクロは思ったより実用的でいい。

 次は夜景かな。S100は撮像素子がデータ転送の高速なCMOSセンサーになったので、連写して合成するいわゆる「手持ち夜景」機能がついたのだ。シーンモードの中に用意されている。

photo 手持ち夜景モード。ISO2500

 これはかなりいい。

 ただ、もともと高感度時の特性がいいので、ISO1600くらいならオートのままでもいいくらい。手持ち夜景を使うと合成する分、どうしてもディテールが甘くなるから。手ブレしそうなときは手持ち夜景モードがおすすめという感じ(ISO感度を高めにして撮るのでシャッタースピードを上げられる)。

photophoto 左がオート(ISO1000)、右が手持ち夜景モード(ISO3200)

クリエイティブフィルター

 S95でもデジタルフィルター系撮影モードはあったけど、それは全部シーンモードに入っていた。S100では「クリエイティブフィルターモード」が新設され、ちょっと整理された。手持ち夜景や高速連写はシーンモード。それ以外はクリエイティブフィルターモードとなる。

photo クリエイティブフィルターモードでフィルターを選択。FUNCキーから選択する。リングを回して切り替えられても楽しそうなんだが。

 まずは以前からあった極彩色。コテコテな写真が撮れて楽しいのだ。

photo

 でもシャドウ部を持ち上げてもっと全体を鮮やかにしてみたい。そうだ、HDRがあるじゃないか。HDR時も極彩色や白黒、オールドポスター、セピアの4種類の色彩効果をかけられるのである。HDRは三脚を使って……とガイドが出るが、手持ち夜景もできてるし、まあ大丈夫だろう、と撮ってみたら。

photo

 残念。HDRに関してはS95と同様、手持ちだとズレの補正をちゃんとしてくれないようで中央部以外はズレたまま合成されてる。実はこのときモニタ上だとうまくいったように見えたので三脚撮影してなかった。すみません。高速なCMOSセンサーを使っているんだし、HDRも手持ち対応して欲しかったなあ。

 クリエイティブフィルターモードが搭載されたが、その内容はS95とあまり変わらない。シーンモードと分離されて整理されたくらいだ。増えたのはトイカメラモード。

photo トイカメラモードにて撮影

 それ以外、従来からあるジオラマやワンポイントカラー、ノスタルジック、極彩色なども引き続き用意されている。

photophoto

photophotophoto 左から極彩色、ワンポイントカラー、ノスタルジック

 最後はおまけでハイスピード動画でも。

 高速CMOSセンサーに切り替わったメリットのひとつが動画で、フルHD動画のほか、ハイスピード動画として、VGAサイズで120fps、QVGAサイズで240fpsの撮影ができるようになった。ちょっとした瞬間を撮りたいときにこれは楽しい。

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