2011年のコンパクトデジカメについては、10月に登場した富士フイルム「FUJIFILM X10」が気に入っています。特に引かれるのは、大口径の光学4倍ズームです。35ミリ換算で28〜112ミリ相当の焦点距離を持ちながら、開放値はワイド側F2、テレ側F2.8に対応。薄暗いシーンでも感度をあまり高めずに撮影できます。
マニュアルズームによって焦点距離を素早く変更できることや、絞りとシャッター速度を2つのコマンドダイヤルで直感的に調整できる点、露出補正を専用ダイヤルで操作できる点も便利です。
撮像素子には2/3型の有効1200万画素センサーを搭載。3月に発売された上位機「FinePix X100」に比べるとセンサーサイズが小さい分、画質はやや見劣りしますが、その代わりに携帯性とズームの自由度を獲得。スナップ撮影を気楽に楽しめます。
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