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» 2012年01月20日 10時33分 UPDATE

Nikon 1用マウントアダプター「FT1」でAF-Sレンズ3本を楽しむ (1/3)

Nikon 1シリーズにマウントアダプター「FT1」を組み合わせることで、豊富なニコンFマウントレンズを楽しめる。今回は3本のニッコールレンズでFT1を試用した。

[mi2_303,ITmedia]

 Nikon 1シリーズ用の交換レンズは現時点(2012年1月)、「1 NIKKOR 10mm f/2.8」「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」の4種類が発売されている。ただ、焦点距離が重複しているため、カバーする焦点距離という観点からするとバリエーションに乏しい。

 だが、昨年末発売になったNikon 1にニコンFマウント交換レンズを装着するマウントアダプター「FT1」を組み合わせることで、レンズバリエーションを格段に増やすことが可能になる。加えて、焦点距離の延長も副次的なメリットとして挙げることもできるだろう。

photo 「FT1」とNikon 1 J1の組み合わせ。比較的新しいレンズであれば、表面加工が同じため見た目の違和感がない

 「CXフォーマット」を採用するNikon 1の撮像素子はAPS-Cサイズよりもさらに小さいため、レンズ装着時の焦点距離は約2.7倍となる(50ミリのレンズを装着した際には135ミリ相当となる)。APS-Cあるいはフルサイズを前提としているニコンFマウントレンズとの組み合わせるになると、必然的に広角系は厳しくなるが、手持ちのレンズ資産を活用できるので、Nikon 1の撮影領域を広げるアイテムとしての価値もある。

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photophoto マウントアダプター「FT1」。三脚使用時において、三脚座が付いているレンズ以外は、FT1側の三脚座を使用する
photo 撮影画像には使用したレンズの焦点距離情報が記録される

 使用できるレンズは、ニコンAI以降のレンズとなっており、おまかせオート以外の一般的な露出オート撮影が可能となっている。FT1で使用できないレンズは非AIレンズ、テレコンバーター、オート接写リング、F3AF用レンズ、IX用レンズだ。ちなみに、レンズを装着していないFT1ではAEは使用できないものの「撮影」そのものは可能だった。

 オートフォーカスを利用できるレンズは、レンズ内に超音波モーターが搭載されているAF-Sシリーズのみとなる。それ以外のAFレンズは、マニュアルフォーカスのみとなる。

 オートフォーカスは残念な事に中央一点、AF-S(シングルAF)のみの動作となるが、AFの動作速度は比較的実用的なレベルだ。ただし、1マウントのレンズでオートフォーカスでピントが合う被写体でも、FT1ではピントが合わないことがあった。被写体には、ある程度メリハリのあるコントラストが必要なようだ。

 マニュアルフォーカス時は、AIレンズを除きフォーカスエイドによるピント合わせが可能となっている(AI-Pレンズは使用可能)。フォーカスエイド以外にOKボタンを押すことで拡大表示によるピント合わせも可能となる。拡大表示は、方向キーで位置の変更とズームレバーで拡大倍率の変更が可能だ。拡大表示からシャッターボタン半押しで、通常倍率の表示に戻る。

photo マニュアルフォーカス時は、右上のフォーカスエイドを使用できる
photophotophoto 拡大表示倍率は3段階まで切り替え可能だ

 そのほか、手ブレ補正「VR」を内蔵するレンズであればVR機能が動作する。特に約2.7倍という望遠へシフトした焦点距離となるため、VRはあった方が方が良い。

 Nikon 1 J1はメカニカルシャッターがないため、NEX-5Nなどと異なり切り替え無しで1/16000秒のシャッタースピードに対応する。この高速シャッターのおかげで、屋外でもNDフィルターなしの絞り開放撮影が可能だった。

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