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» 2012年02月22日 11時29分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第149回 雪と氷と光の関係 (1/3)

まだまだ寒いけれども、もう春を見据えなきゃいけない、そんな時期なのだけど、今回のネタは思い切り冬。雪や氷を撮る話。ちょっと時期を逃した感はあるけどお付き合いのほどを。

[荻窪圭,ITmedia]

夜の雪はおもいきりストロボをたくべし

 夜、唐突に雪が降り出して、思わずカメラを構えちゃうということが……とりあえず東京ではよくある。東京の話で申し訳ないのだけれど、雪に関しては地域差が大きいのでこればかりはご勘弁を。

 でも夜の雪ってそれっぽく撮るのがなかなか難しく思える。

 降る雪がうまく写ってくれない、みたいな。

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 そんなときの答えは簡単。スローシンクロでストロボをたく。何しろ雪は白いのである。元を正せば水なのである。よって、光をよく反射するので、ストロボの光によく映えるのだ。上の写真と同じ位置でストロボをたいてみたのがこれ。

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 思い切り大雪っぽくなった。遠くの雪まで光を反射してくれているからなのだ。その上、背景が暗いので白い雪がよく映える。もうひとつ、雪の日にベランダから撮った写真。

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 これも同じくストロボをたいている。街灯や窓の明かり以外は暗いので、ものすごく雪が降ってるように写る。

 そんな雪の夜にちょっと外へ。

 夜の雪を表現するには、陰影が大事。横から光が当たってると雪の凹凸がはっきり出るので、コンビニのように明るいお店の前が効果的。店の灯りで陰影を出すのだ。

 街は明るすぎない方がいい。暗い路地や商店街で、時折店の灯りや自販機の灯りで足元が照らされるくらいがいい。そうすると、横からの灯りで積もった雪が、暗い街で降っている雪が同時に撮れるのだ。雪は白いので、背景が暗い方がよく見えるのである。

 こんな感じ。

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 とある東京の住宅街の夜でした。

 昼間だとストロボで無理矢理雪を光らせても効果はない。雪が映えるような暗い背景を使うのがいい。雪が降り注いで見えるように撮りたいならシャッタースピードを遅めに、雪が舞っている用に撮りたいならシャッタースピードを速めに。1/60秒くらいにすると雪が流れて写るし、1/250秒以上にすると雪が止まって写る。

 遅めのシャッタースピードだとこんな感じ。

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 速めのシャッタースピードだとこんな感じ。

 その辺は雪の降り具合とか粉雪かぼたん雪かとかでも変わってくるのでお好みで。

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