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» 2012年03月19日 18時06分 UPDATE

有効3630万画素のフルサイズ機――ニコン「D800」インプレッション (1/4)

フルサイズの有効3630万画素センサーを搭載したデジタル一眼レフ、ニコン「D800」が登場した。従来モデルから何が変わったのか。進化のポイントを中心にインプレッションをお伝えしよう。

[永山昌克,ITmedia]

丸みを帯びたマグネシウム合金ボディ

 ニコン「D800」は、35ミリフルサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフだ。2008年に発売した中級フルサイズ機「D700」の後継モデルであり、センサーを高画素化したほか、画像処理エンジンやファインダー、撮影機能などを大幅にブラッシュアップしている。そのファーストインプレッションをお伝えしよう。

photo ニコン「D800」

 ボディは、防塵・防滴仕様のマグネシウム合金外装を採用する。手に取るとずっしりとした重みを感じるが、フラッグシップ機「D4」に比べると一回り以上小さくて軽い。従来機D700と比較した場合は、ボディサイズはほとんど同じで、重量は約10%軽減している。

 デザイン上の変更ポイントは、ペンタプリズム部がやや大型化し、全体のシルエットが丸っこくなったこと。グリップ上部のラインは滑らかな傾斜を描き、シャッターボタンは斜めに配置されており、横から見比べると、グリップの部のカーブが大きく変更されていることに気付く。中指が当たる部分がより深く絞り込まれ、いっそう指にフィットするようになった。

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photo 左は従来機「D700」、右は「D800」

 液晶モニタは、従来の3型/約92万画素から3.2型/約92万画素へとやや大型化した。屋内でも屋外でも視認性は良好だ。ファインダーについても、従来の視野率95%/倍率0.72倍から、視野率100%/倍率0.7倍へとスペックアップした。従来機ではファインダー視野率にややもの足りなさがあったが、D800ではD4と同等の100%ファインダーとなり、厳密なフレーミングで撮りやすくなった。

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photophoto 左は従来機「D700」、右は「D800」
photophoto バッテリーはリチウムイオン充電池「EN-EL15」。CIPA準拠の撮影可能コマ数は約900コマとなる(写真=左)、記録メディアには、CFカードとSD/SDHC/SDXCカードのダブルスロットを搭載し、順次記録やバックアップ記録、RAW+JPEGの分割記録などができる。CFカードはUDMA7に、SDHC/SDXCカードはUHS-I規格にそれぞれ対応する(写真=右)
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