3月最終週のランキング。デジタル一眼の売れ筋に変化はないが、コンパクトデジカメの売れ筋には変化が見えはじめた。
デジタル一眼のランキング1位は引き続きキヤノン「EOS Kiss X5 ダブルズームキット」。ここから6位までがダブルレンズキットもしくはダブルズームキットが占めており、絶対的な価格よりも、お買い得感を重視する傾向が見て取れる。ちなみにレンズ1本のみが付属するキットは7位の「Nikon 1 J1 ズームキット」、10位の「NEX-7」のみのランクインだ。
さて、ここ数週間に渡って新顔の登場がなかったランキングだが、コンパクトデジカメランキングには変化が見える。1位こそキヤノン「IXY 600F」が維持しているが、ソニーの春モデル「DSC-W610」「DSC-WX100」が圏外から姿を表している。
DSC-W610はシンプルなエントリードモデルで、有効1610万画素 1/2.3型 Super HAD CCDに35ミリ換算25〜125ミリ相当の光学5倍ズームレンズを組み合わせたモデル。1280×720ピクセルのハイビジョン動画撮影機能と動画撮影時も有効な手ブレ補正「アクティブ」モード、デジタルフィルター機能「ピクチャエフェクト」としてトイカメラ/パートカラー/ソフトハイキー/ポップカラーも備える。
DSC-WX100は35ミリ換算25〜250ミリ相当の光学10倍ズームレンズ搭載機ながら、92.3(幅)×52.4(高さ)×21.6(奥行き 最薄部 17.5)ミリというコンパクトさが魅力。撮像素子は1/2.3型 有効1820万画素“Exmor”CMOSセンサーで、撮影モード「プレミアムおまかせオート」での撮影時には、最高ISO12800の高感度撮影に対応する。
サイバーショットというと、どうしてもワイヤレス&GPS&防水の「DSC-TX300V」(レビュー)や、無線LAN&20倍ズーム&GPSの「DSC-HX30V」(レビュー)のようなエッジの効いた多機能モデルに目がいきがちだが、今回ランクインしたDSC-W610/WX100のようなスタンダードなタイプも十分な撮影性能を備えている。スマホカメラの高性能化が進む中だからこそ、特にコンパクトデジカメに置いては予算と必要な機能・性能を勘案した上での製品選びが求められる時代になったとも言える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR