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F2.0レンズ搭載の“最強”タフネスデジカメ 「OLYMPUS Tough TG-1」

» 2012年05月08日 15時34分 公開
[ITmedia]
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 オリンパスは5月8日、F2.0レンズと防水をはじめとしたタフネス性能を備えたコンパクトデジカメ「OLYMPUS Tough TG-1」を6月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。

photo 「OLYMPUS Tough TG-1」

 防水や対衝撃といったタフネス性能を備えたモデルとして定評ある同社「Tough」シリーズの最上位に位置づけられる製品で、Toughシリーズとして初めてF2.0からの明るいレンズを搭載。フラッシュの届かないあるいは光りの届かない環境下でも、高速なシャッタースピードを維持できる。

 レンズは同社コンパクトデジカメ「XZ-1」で培った技術の投入された新設計レンズで、非球面レンズ4枚、EDレンズ2枚を含む7群9枚構成。焦点距離は35ミリ換算25〜100ミリで、F値はF2.0-F4.9。レンズや光学部品配置を既存製品から一新し、その位置をカメラ中心とすることで各種コンバーター(別売)などの装着も可能となった。

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 タフネス性能としては、12メートルの防水性能(JIS/IEC 保護等級8 IPX8相当)、2メートルの落下に耐える耐衝撃性能、マイナス10度の環境下でも撮影可能な耐寒性能、100kgfの耐荷重性能を備えており、これらはToughシリーズでもっとも高い値となっている。

 撮像素子は1/2.3型 有効1200万画素 裏面照射型CMOSセンサー。高速な裏面照射CMOSセンサーと同社PENシリーズにも登載される「TruePic V」を組み合わせた「iHS」テクノロジーを実装することで、起動時間短縮、AF合焦時間短縮、連写性能も向上させている。超解像図ズームも用意されており、光学レンズとあわせて8倍のズームも可能だ。

 アウトドア指向のモデルとして、ロガー機能付きのGPS(アシストデータをパソコン経由でダウンロードすることで測位速度を向上させることができるA-GPS)も搭載する。電子コンパスも搭載しており、カメラ本体の電源OFF時でも方位や緯度経度の確認が行える。本体には約70万件のランドマークデータも内蔵しており、撮影時に近隣ランドマークの表示も可能だ。

 撮影機能としては、H.264でのフルハイビジョン撮影や全12種類の「マジックフィルター」、全19種の「メイクアップ」、3D撮影、オートシャッター機能付きのペットモード、秒間5コマの連写が可能な「スーパースポーツ」、「ローライト」などを用意する。

 背面のディスプレイは3型/61万画素の有機ELディスプレイ(92万画素相当表示可能)で、本体サイズは111.5(幅)×66.5(高さ)×29.1(奥行き)ミリ、230グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。

 別売のオプションとして、装着時19ミリ相当となるフィッシュアイコンバーター「FCON-T10」(1万5120円)、170ミリ相当となるテレコンバーター「TCON-T01」(1万2810円)、これらコンバーターおよび純正プロテクトフィルターや市販40.5ミリ径フィルターを装着する際に必要なアダプター「CLA-T01」(2520円)、耐圧水深45メートルの防水プロテクター「PT-053」(3万1500円)などを用意する。

photophotophoto 左からアダプター「CLA-T01」、フィッシュアイコンバーター「FCON-T10」、テレコンバーター「TCON-T01」の装着時、

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