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» 2012年05月23日 08時30分 公開

ソニー「NEX-5N」でバッテリーグリップ「ドダ・イー」を試そう

純正オプションでバッテリーグリップが設定されていないカメラ用のバッテリーグリップが日本トラストテクノロジーのバッテリーグリップ「DODA-E」シリーズ。NEX-5Nで試用した。

[ITmedia]

 ソニーのミラーレスカメラ「NEX-5N」。小型軽量で高画質、動画もフルハイビジョン撮影OKと利用者の満足も高いようだが、動画撮影を交えながらシャッターを切っていると、意外に早くバッテリーが尽きてしまう傾向にあるようだ。

 標準バッテリー「NP-FW50」の撮影可能枚数は約430枚と数値だけを見れば十分なのだが、バッテリーは使っているうちに消耗していく(撮影可能枚数が少なくなる)ものであるし、前述のように動画撮影は思った以上にバッテリーを消費する。

 対処法は交換バッテリーの持ち歩きだが、交換も手間といえば手間。その手間を省いてくれるのは複数バッテリーを装着できるバッテリーグリップの用意ということになるが、あいにく、NEX-5Nには用意されていな……かった。純正では。

そこでドダ・イー

 そこで今回用意したのが、日本トラストテクノロジーのバッテリーグリップ「DODA-E」(ドダ・イー)シリーズだ。これはNEX-5Nを始め、純正でバッテリーグリップが用意されていないカメラに向けて製品展開されており、現在のところ13機種に対応する(対応製品は日本トラストテクノロジーの製品情報を参照のこと)。

photo NEX-5Nと“DODA-E”「DODSNX5S」(シルバー)の組み合わせ
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 NEX-5N用として用意されているのは「DODSNX5B」(ブラック)と「DODSNX5S」(シルバー)で、5Nはもちろん、NEX-5/3でも利用できる。他のDODA-Eには縦位置用のシャッターボタンを配置するものもあるのだが、DODSNX5B/Sにシャッターボタンはなく、純粋なバッテリーグリップとなる。

 今回は「DODSNX5S」(シルバー)を用意し、NEX-5Nのシルバーとあわせてみた。本体カラーリングはNEX-5Nの本体色に近いシルバーだが、DODSNX5Sの筐体素材はプラスチックのため、金属筐体のNEX-5Nとは質感が異なる。純正ではないので素材感の統一までは難しかったのかも知れないが、もうちょっと似せられなかったものかなとは感じるところだ。

photophoto グリップ本体。バッテリーは左右のフタを外してセットする
photophoto NEX-5Nへの装着

 カメラへの取り付けは簡単で、バッテリーグリップにバッテリーを装着後、バッテリーアタッチメントをカメラに入れ、三脚穴を利用したネジ止めホールを回すだけ。事前にカメラのバッテリカバーにある小窓を開ける必要こそあるものの、ドライバーなど工具も不要で、取り付けはすぐに完了する。

 固定が三脚穴を利用したネジ1本となるため、カメラとの密着度はあまり高くない。試用した機材では、カメラを保持した状態でバッテリーグリップをずらすように強く握ると、バッテリーカバーとグリップの間にすき間が生まれた。それでも、バッテリーグリップが外れたりするわけではないので、実用性からすれば問題はない。

photophoto 背面と側面。側面には電源入力端子が見えるものの、説明書には「本製品では使用しない」旨が書かれている

 ちなみにバッテリーは2つ装着しなくとも利用できるが、左側(カメラ装着時に右手側)のバッテリー収納場所にカメラへバッテリーの情報を伝達するセンサーが設けられているため、バッテリーを1つだけ装着する場合には左側へ装着する必要がある。

 気になるバッテリー2個装着時の撮影枚数/利用時間延長について。本製品では2つのバッテリーを装着しても、カメラ側からは1つのバッテリーとして認識されるため、その際には大容量バッテリーを装着したのと同等の効果を期待したいところである。

 本来ならば純正バッテリー「NP-FW50」の新品2つを用意すべきなのだが、都合で新品2つは用意できなかったので今回は参考値としてほしいが、手持ちのNP-FW50(1つは約1年、もう1つは約半年利用している)を2つ装着して、バックライト輝度最大の状態でAVCHD動画を撮ってみたところ、約20分(約10分×2本)の動画撮影後にバッテリー残量は「88%」を示していた。

 約20分の動画撮影で12%の消費であるとすれば、このまま撮影していれば約166分の録画が可能であるはず。カタログでは新品のNP-FW50を1つ利用して約120分の動画撮影が可能とあるので、今回の例では新品2個相当とまではいかなくとも、バッテリー寿命の延長が実現できることになる。

 導入前のもくろみ通り、バッテリーを複数装着するバッテリーグリップを導入することで、NEX-5Nの録画時間および撮影可能枚数の増大を図ることができた。ただ、分かってはいたが縦位置撮影用ボタンがないのは残念。NEX-5/3ではレリーズケーブルを接続するインタフェースがないのでカメラ本体の仕様で実現しないのかもしれないが、NEX-5NにDODA-E、それにパンケーキ「E16mm F2.8」をつけるとぐっと凝縮感のある、サイコロのようなフォルムとなるだけに、縦位置でも使いたいと思ってしまった。

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