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» 2012年05月24日 08時30分 UPDATE

デジイチ初心者応援:縁の下の力持ち 「ストラップ」付け方を確認する

普段何気なく使っているストラップですが、実はカメラとレンズを支える役割を担う重要なアクセサリーです。このストラップの正しい扱い方を学びましょう。

[mi2_303,ITmedia]

 カメラを肩にかけたり、首から下げたりするストラップは、カメラを身につけるための重要なアクセサリーです。

 そのストラップですが、カメラへの取り付け方法によって大きく2分されます。ひとつは携帯電話のように1点でカメラを固定するタイプで、軽くて小さなコンパクトデジカメではこのタイプを用います。比較的重量のあるデジタル一眼レフやミラーレスタイプでは、カメラボディの左右両端に取り付け金具がついた2点で吊すタイプを用います。

 今回はこの2点式のストラップについて、基本となるストラップの通し方や使い方をみていきましょう。

ストラップの通し方

 最近、デジタルカメラの取扱説明書には、ストラップの通し方が掲載されることが少なくなりました。そこで、まずはストラップの通し方から。

 多くのストラップは、ストラップ本体の両端にPP(ポリプロピレン)テープなどで作られたパーツが設けられています。この両端の細身の部分を先ヒモと呼びます。この先ヒモ部分は、ストラップの長さを調整するアジャスターと呼ばれるパーツと、先ヒモを固定する留め具(もしくはリング)と呼ばれるパーツでストラップを固定させます。

 一般的には、先ヒモの根元から留め具、アジャスターの順番に取り付け、カメラのストラップホールから折り返した先ヒモをアジャスターを通して長さを調整、その後に余った先ヒモを留め具に通して固定させます。

 この通し方は、長さの調整が簡単ですが、先ヒモの長さが余っているとブラブラしてあまり見栄えが良くありません。カメラの加重をアジャスターだけで支えている格好となりますが、引っ張り方向に対して結びの抵抗がないので重いレンズなどを装着する際には先ヒモの長さをある程度、多めに取っておいた方が良いでしょう。

photophoto 折り返した先ヒモをアジャスターを通して長さを決めます(写真=左)。留め具の位置によっては先ヒモのあまり具合が気になります(写真=右)

 このストラップの通し方の他に、「ニコン結び」もしくは「プロ結び」と呼ばれる方法があります。アジャスターと留め具は先ほどの通し方とは逆に、先ヒモの根元にアジャスター、留め具の順番で先ヒモに通します。先ヒモをカメラのストラップホールに通し、折り返した部分を留め具に通します。

 次にアジャスターに通すわけですが、先ほどは逆に先ヒモを根元の方から通して、折り返し部分の輪の中に先ヒモの先端が入るようにします。最後に先ヒモ先端部分を固定するように留め具を動かします。こうすることで、先ヒモがブラブラしたりせずスッキリとまとめることができます。ストラップを折り返し、さらに留め具で固定しているため、摩擦が多くなり耐荷重性も向上します。

 注意すべき点は、留め具は先ヒモ2本を通すことを想定して作られているため、場合によっては留め具を壊してしまったり、長い間使用していると留め具に負担が掛かって壊れてしまうことがあります。メーカー純正のストラップであればサービスセンターなどで留め具だけを購入することもできます。

photophoto 折り返した先ヒモを根元の方からアジャスターを通します(写真=左)。留め具で先ヒモを固定します(写真=右)。先ヒモの飛び出しがなく、見た目もシンプルです

 どちらの結び方が正しい・間違っているということはありませんが、後者の方がしっかりと固定でき、さらに重いレンズを使用する場合などに向いていますので、個人的にはこちらをおすすめします。

 ストラップは化学繊維で作られたものが多いのですが、肩当てと先ヒモとの縫い合わせ部分に革を作った製品などもあります。この革部分への洗剤の使用はNGです。また洗濯機の使用は、肩当て部分の素材の貼り合わせがズレたりヨレたりして使いづらくなってしまいますので避けましょう。

 先ヒモがけばだったり、肩当てなどの傷みが目立つようであれば、買い換えをお勧めします。万が一ストラップが切れたりしたりすると、落下でカメラを破損してしまうことがあります。ストラップは消耗品であると認識することが大事です。

ストラップあれこれ

 ストラップはカメラをつり下げるだけではなく、撮影時にカメラを固定する道具としても使えます。

 例えばミラーレス一眼のライブビュー撮影は、腕の力だけでカメラを支えることになるのでやや不安定でブレやすくもなります。そこでストラップを首にかけたまま、腕を伸ばしてストラップがピンと張るところでカメラを構えると、カメラが安定します。ストラップの長さによっては窮屈な姿勢となりますが、ブレが少なくなるため暗い場所や動画撮影時などに効果を発揮します。

 ストラップは消耗品であると書きましたが、カメラ販売店ではメーカー純正以外に様々なストラップを販売しています。

 純正品にはないような肩当ての広いタイプや素材の柔らかい実用的なものから、ポップなカラーバリエーションや高級革素材を使用したファッショナブルなストラップなどもあります。こうしたストラップ選びもカメラを楽しむ面白さですので、カメラ売り場に行った際はストラップ売り場もチェックしてみて下さい。

photophoto マップカメラでは、素材や縫製にこだわったストラップ「HARVEST LABEL FLYER'S カメラストラップ」など実際に手にとって選べる(写真=左)、手に巻き付けて使用する際に便利な「OBI strap」など面白い商品もある(写真=右)

photo 左がオリンパスPEN LiteE-PL-3のストラップ。右が8mm幅のNikon 1 J1のストラップ

 ここで、ストラップを購入する上での注意点をひとつ。ストラップの先ヒモは、幅が10〜11ミリと8ミリの製品がありますますが、多くのミラーレス一眼カメラやハイエンドコンパクトデジカメなどで使えるストラップは、先ヒモの幅が8ミリとなっています。購入する際には、カメラのストラップの幅の確認と、購入するストラップの幅を確認しましょう。

 最後に、オリジナルストラップを簡単に作るアイディアを紹介します。カメラ販売店「マップカメラ」のサイト内にスタッフが作ったデコストラップの記事が掲載されていました(OBIストをデコる!)

 ベースとなるストラップは、シンプルな素材の「OBIストラップ」という同ショップオリジナルで、このストラップにレースの素材を貼りつけて製作されています。ちょっとしたアイディアですが、自分だけのストラップを作りたいという人にはオススメです。手先の器用な人ならさまざまなアレンジができて面白いのではないでしょうか。

photo 自分なりのアレンジを施すと、愛着もひとしおですね

 ストラップは、カメラを身につけるための重要なアクセサリーと冒頭に書きました。それは大事なカメラを支えている重要なアクセサリーであるからです。長く使っていると忘れてしまいがちですが、出かける前にストラップが緩んでいないか確かめるようにして、デジタルカメラライフを楽しみましょう。

(モデル:後藤琴実 オスカープロモーション)

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