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水没しても落としても、気づかい無用の“お手軽系”ハンディカム「HDR-GW77V」(4/4 ページ)

» 2012年05月24日 20時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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カジュアル系ビデオカメラとしては出色のデキ

 とまあ、デジカメがわりに使うには無理があるけれども、カジュアル系ビデオカメラとしては出色のデキ。何しろシンプルで撮ってて楽しいし、運用もすごく楽。余計な気をつかわなくて済むのがいい。

 操作はシンプルで、防塵防水耐衝撃だからどこにでも連れて行ける。細かい操作は苦手だけど、まあiAUTOでアクティブ手ブレ補正にしといてシンプルに使うカメラだからそれでいいのだ。画質追求型でも凝った映像作品を作る系でもない、むしろガジェット系カメラだからね。

 GPSと地図を内蔵してるので、旅行など遠出するときに持って行くと、どこでそれを撮ったかがちゃんと残るのも楽しいし、現在地の地図をいつでも呼び出せる(地図データは内蔵してるので、電波が届かないと地図を表示できないスマホよりアウトドアでは有利かも)。休みになったら、海でも山でも川でも湖でも持って行って水しぶきも気にせず、ときどきぶつけたり落としたりしても(まあたいていは)問題ないというわけだ。

 縦型防水ビデオカメラといえば、パナソニックの「HX-WA20」も候補に挙がる。価格的にはWA20の方が圧倒的に安いけれども、レジャーに最適なビデオカメラとして比較するなら、光学式手ブレ補正を持っていることと、GPS&地図内蔵でこっちに軍配が上がるかと思う。

 気軽に撮るなら手ブレ補正は大事だし、遠出して遊びにいくのならGPSや地図があった方が面白いもの。ビデオカメラの主市場は子どもの成長記録なんだけど、これはそれにとどまらず、海山系のレジャーの友として持っていっても楽しめる。

作例

photophoto アクティブ手ブレ補正モードで広角端と望遠端
photo 録画モードのまま撮影したカイツブリ。2000万画素モードなので等倍で見るとディテールはかなりきついが、フルHDのテレビで見る分にはまったく問題ないかと
photo かなり寄れるのでマクロ撮影も問題なし
photo 明るい室内で料理。2000万画素と思うとアレだけど、普通に画面で見たりフルHDテレビで見る分には十分発色もディテールもきれい
photophoto 左が静止画モード、右が動画モード。動画モードだと下限が1/60秒になるので、このように暗い場所では明るさ的に画質的にもちょいときつい。まあ動画仕様でスタンバってるのでしょうがない。静止画モードだと1/8秒となった
photo ソニーといえばスイングパノラマ、ということで撮ってみた

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水に強く、美しく、手軽に撮れるスタイリッシュモデル。価格は6万9800円(税込/予定)


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