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スタンダード“iVIS”にも無線LANモデル 大容量バッテリーも付属 “iVIS”「HF R32」

» 2012年05月31日 14時05分 公開
[ITmedia]
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 キヤノンは5月31日、デジタルビデオカメラ“iVIS”の新製品「HF R32」を6月7日より販売開始すると発表した。32Gバイトのメモリを内蔵しており、価格はオープン。実売想定価格は5万9800円。

photophoto “iVIS”「HF R32」

 新製品は1月に発表したスタンダードモデル“iVIS”「HF R31」をベースに無線LAN機能を搭載しており、動画のワイヤレス転送を行える。

 iOSアプリ「Movie Uploader」を利用することで、撮影したMP4動画(最大1280×720ピクセル)をiPhoneやiPadなどiOS搭載端末へ無線転送し、より大きなディスプレイで映像を楽しめる。同様にパソコンへの無線LANでの転送も行えるほか、LAN内にDLNA対応テレビがあればそちらへ動画を転送して鑑賞することもできる。DLNAテレビへの転送についてはAVCHD形式(最大1920×1080ピクセル)の動画でも問題ない。

 加えて、後日提供開始される新ファームウェアを適用することで、ビデオカメラ本体から直接、撮影した映像を「CANON iMAGE GATEWAY」経由でFacebookやTwitter、YoutubeなどのWebサービスへに投稿できる。

 大容量バッテリー「BP-718」が標準で付属し、約125分の連続使用が可能であるほか(MF R31は「BP-709」付属で、連続使用時間は約60分)、USBケーブルを用いた外付けHDDへの直接バックアップ機能も備えている。外付けHDDに保存された映像は、ビデオカメラを経由すればテレビで鑑賞できる。

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 撮像素子やレンズなどについてはMF R31と変わらず、1/4.85型 総画素数328万画素(動画撮影時有効画素は約207万画素)の「FULL HD CMOS」センサーに、動画撮影時35ミリ換算38.5〜1232ミリ相当の光学32倍ズームレンズを組み合わせる。焦点距離は「アドバンスドズーム」を利用すれば33.9〜1729ミリ相当と、広角/望遠いずれについても拡大できる。

 カメラが撮影時に状況を自動認識して最適な設定を施す「こだわりオート」は38のシーンを自動認識する。手ブレ補正には、「ダイナミック」「パワード」「マクロ」「三脚」の4つのモードからカメラが自動的に選択する「マルチシーンIS」を搭載しており、歩き撮り(ダイナミック)や望遠撮影(パワード)など、状況に合わせた最適な補正方法を、利用者が意識することなくて起用される。

 撮影時におけるアシスト機能としては、テーマを選択し画面の指示に従って撮影を続けていくだけで、ストーリー性のある映像を撮影できる「シナリオモード」を搭載。テーマは「入園・入学式」「運動会」「結婚式」「スポーツ」「赤ちゃん誕生」「料理」など全13種類が用意されている。加えて、旅行ならば「仲間の表情を順番に撮りましょう」「目線の高さにカメラを合わせて固定しましょう」など、撮り方のコツを具体的にアドバイスする「撮影アシスト」機能も利用できる。付属ペンで静止画や動画へ自由に書き込みができる「タッチデコレーション」や、27種類のフレーム、7種類のフィルターなど多彩な機能も用意されている。

 液晶は3型(23万画素)タッチパネルで、本体サイズは54(幅)×55(高さ)×115(奥行き)ミリ、250グラム(本体のみ)。カラーはシルバーとレッドを用意する。

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