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» 2012年06月04日 12時17分 UPDATE

今日から始めるミラーレス一眼(3)――「おまかせオート」を見比べる (1/2)

被写体や状況を認識してカメラが自動的に設定を行う、いわゆる「おまかせオート」は標準的な撮影機能となりました。今回は、身近な被写体でこの機能がどのように働くかチェックしてみました。

[mi2_303,ITmedia]

 「今日から始めるミラーレス一眼」も3回目となりました。この企画では比較的低価格かつ、持ち運びが苦にならないサイズのミラーレス一眼をソニー「NEX-F3」、パナソニック「DMC-GF5」、オリンパス「PEN Lite E-PL3」、ニコン「Nikon 1 J1」、ペンタックス「PENTAX Q」とピックアップし、第1回では仕様とサイズを、第2回では手にした際の使用感などをお伝えしました。

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 ピックアップした5機種はいずれもエントリークラスの価格帯に属する製品とはいえ、本格的な撮影機能が盛り込まれています。本体上部に設けられたモードダイヤルや撮影メニューに書かれた、アルファベットやアイコン、そして「+−」マークのボタンなどが、カメラ初心者に対して「難しそう」という印象を与えてしまっているかもしれません。

 そんなカメラや撮影の知識が少ない初心者でもカメラを簡単に扱えて、しかもキレイな写真が撮れる機能として、カメラが撮影時の状況や被写体を自動で認識し、最適な設定としてくれる、いわゆる「おまかせオート」が用意されています。

 観光地の記念撮影であれば、顔認識で人物が写っていると判断すれば、顔が綺麗に写るように自動補正したり、人物がいない場合は被写体の明るさや距離を認識して風景モードになったりします。また、食事を撮るときなど被写体が近いと判断されればマクロモードに切り替わることもあります。

 実はこのおまかせオートは、各メーカーの絵作りや補正具合がわかるバロメーターでもあります。そこで今回は、各機種のおまかせオート機能の特徴をチェックしてみたいと思います。まず最初に各カメラのおまかせオートへの設定方法を見ていきましょう。

NEX-F3

 NEX-F3には、おまかせオートをワンアクションで呼び出すための物理的なダイヤルはなく、切り替えるにはMENUボタンを押す必要があります。メニューから「撮影モード」を選び、画面に表示されたモードダイヤルをコントローラーで回転させて、緑色のアイコンの「おまかせオート」を選びます。

 緑色のアイコンがおまかせオートで、金色のアイコンが新機能となる「プレミアムおまかせオート」です。プレミアムおまかせオートは、連写機能を利用し逆光時でも白飛び・黒つぶれのないHDR写真が撮れるなど、ワンランク上のデジタル補正技術が備わったおまかせオート機能となります。

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DMC-GF5

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 DMC-GF5も撮影モードを切り替えるモードダイヤルはありませんが、シャッターボタンの隣に用意されている「iA」ボタンを押すことで、おまかせオートに切り替えることができます。例えば、他の撮影モードを撮影した際に、見た目と違って写る場合や、他の人にカメラを渡して写真を撮ってもらう場合など、このiAボタンを押すだけで自動補正によって綺麗に撮影できるおまかせオートに簡単に切り替えられて便利です。

PEN Lite E-PL3

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 E-PL3は、モードダイヤルでおまかせオート(iAUTO)に切り替える事ができます。このような電子的な切り替えではないモードダイヤルの良さは、切り替えの簡単さはもちろんですが、今どの撮影モードなのかが一目で分かることです。電源オフの状態でもモードダイヤルを変更でき、電源オンで即撮影ができるのは強みと言って良いでしょう。

Nikon 1 J1

 Nikon 1 J1は背面に静止画/動画/スマートフォトセレクター/モーションスナップショットと4つの撮影方法を切り替えダイヤルはありますが、「おまかせオート」に相当する撮影モードをこのダイヤルから選択することはできず、NEX-F3同様、メニュー画面から呼び出します。

 MENUボタンを押して撮影設定の「露出モード」を選び、一覧に表示される「おまかせシーン」を選ぶと、おまかせオートとしての撮影が行えます。メニュー操作のレスポンスは軽快ですが、頻繁に切り替えて使いたい人にはちょっと面倒に感じるかも知れません。

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PENTAX Q

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 PENTAX Qの上面デザイン的な特徴である、大きな2つのダイヤルの1つが、撮影モードを切り替えるモードダイヤルで、分かりやすいようにAUTOは緑色の文字でプリントされています。モード切り替えはカメラを構えたまま片手で変更でき、抜群の操作性を持っています。電源スイッチ、シャッターボタン、モードダイヤルが一点に集中しているため視認性、操作性ともに良好です。

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