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» 2012年06月22日 14時00分 UPDATE

F2.0レンズ&GPSを搭載したタフネス最上位モデル――オリンパス「TG-1」 (1/3)

オリンパス「OLYMPUS Tough TG-1」は、シリーズの最上位に位置するタフネスデジカメ。水深12メートルの防水性能や2メートルの耐衝撃性能に加え、GPSや電子コンパス機能を搭載。そのレビューをお伝えしよう。

[永山昌克,ITmedia]

水深12メートルの水中撮影に対応

 防水や耐衝撃といったタフネス性能を持つコンパクトデジカメ「OLYMPUS Tough」シリーズのフラッグシップとして「TG-1」が登場した。従来の最上位製品「TG-820」から防水性能をさらに強化したほか、GPSや電子コンパスを搭載し、アウトドアユースに最適なモデルに仕上がっている。

photophoto オリンパス「OLYMPUS Tough TG-1」。背面には3.0型 61万画素の有機ELモニターを装備する

 ボディは、レンズをほぼ中央に配置した新デザインを採用する。適度な厚みがあり、両手を使ってしっかりとホールドできるスタイルだ。外装はポリカーボネートと金属フレームで構成。ボディの各所にシーリング部材を配置した上で、レンズやモニターに撥水(はっすい)コートを加えたり、電池室や端子カバーをダブルロック機構で密閉することで、防水・防じんを実現している。

photo 大口径の光学4倍ズームを搭載。オプションのテレコンバーターやフィッシュアイコンバーターの装着もできる

 防水性能はJIS/IEC保護等級8級(IPX8)相当に、防塵性能はJIS/IEC保護等級6級(IP6X)相当にそれぞれ対応。従来機TG-820では水深10メートルの水中撮影が可能だったが、本モデルでは水深12メートルに拡張された。さらに、2メートルの耐衝撃性能と100kgfの耐荷重性能、マイナス10度の耐低温性能も備える。

 シュノーケリングやダイビング、スキーなどのアウトドアシーンで役立つことはもちろん、日常的なスナップ用途でも雨やホコリ、衝撃などを気にせずに撮影できることは大きなメリットだ。ボディが汚れたら、水道水でじゃぶじゃぶと洗い流すこともできる。

photo プログラムオート F4.9 1/125秒 ISO200 露出補正:-0.3 ホワイトバランス:晴天 35ミリ換算の焦点距離:100mm

 レンズには、35ミリ換算で25〜100ミリ相当の焦点距離を持つ光学4倍ズームを搭載する。これまでのシリーズと同じく、光軸折り曲げ式のズームレンズであり、起動やズームをしてもレンズ部はせり出さない。ワイド側の開放値は、折り曲げ式ズームでは最も明るいF2.0を実現。薄暗いシーンでも感度をあまり高めずに撮影できる。

photo プログラムオート F3.8 1/2秒 ISO100 露出補正:+1 ホワイトバランス:オート 35ミリ換算の焦点距離:65mm

 最短撮影距離は、マクロモード使用時にワイド側15センチ、テレ側10センチに対応。スーパーマクロモードを選んだ場合は、最短1センチの超接写も行える。マクロ撮影では、ボディ前面のLEDを照明として利用することが可能だ。

photo 奥行き29.1ミリの薄型ボディ。使用時の重量は230グラム。手ぶれ補正にはセンサーシフト式の補正機構を内蔵する

約70万件のランドマーク情報を内蔵

 機能面での見どころは、GPS機能を搭載し、緯度経度情報に加えてランドマーク表示に対応したこと。現在地の付近にある山や建物、景勝地の名称を背面モニター上に表示でき、撮影と同時にメタデータとして画像に書き込める。

 使い方は、メニュー画面からGPSをオンにしておくだけ。すると、衛星からの信号を自動受信し、現在地の位置情報がモニター上に表示される。電源オンから最初にGPS衛星をとらえるまでにはやや時間がかかるが、前もってGPSアシストデータを専用ソフト経由でカメラに入力しておけば、測位の時間を短縮することが可能だ。

photophoto GPSの設定画面。国/地域、県/州、市区町村、ランドマークのそれぞれの表示と非表示を選択できる(写真=左)、再生画面では上から順に、ランドマークなどの位置情報、気圧と標高、撮影データ、撮影日時が表示される(写真=右)
photophoto ロガー機能の設定画面。トラックログを記録する間隔をオートまたは1分/30秒/10秒から選べる(写真=左)、GPSの確認画面では、ランドマークのほか、緯度経度情報や信号レベルなどを確認できる(写真=右)

 そして、位置情報が記録された画像を、付属ソフト「ib」などに読み込めば、撮影ポイントを地図上に表示できる。また、ロガー機能をオンにした場合は、撮影画像とは別に、カメラを持って移動した経路のトラックログを、拡張子「.LOG」のファイルとして保存ができる。

photo 記録したトラックログは、Google Earthなどのアプリケーションに読み込むことで、移動の軌跡を表示できる

photo 電源は専用リチウムイオン充電池。CIPA準拠の電池寿命は約350枚となる

 個人的には、GPSだけでなくロガー機能に対応したことがありがたく感じる。後からトラックログを見ることで、その日の行動や撮影の内容をあらためて確認できるのが便利だ。ただしロガー機能をオンにすると、電源オフでもGPSが機能し電池が消耗する。予備バッテリが欠かせない。

 そのほかには、気圧や水圧、標高、水深を表示する圧力センサー機能や、方位を表示する電子コンパス機能を搭載する。

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