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» 2012年07月25日 11時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第154回 水着と天気とアングルの関係 (1/3)

夏だ!海だ!水着だ!というわけで、恒例の水着の回がやってまいりました。今回はあいにく晴天に恵まれなかったのだけど、曇りの海辺には曇りの海辺のよさがあるのだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 7月恒例の水着の回がやってまいりました。

 最初にいっておきますが、海辺は湿度が強くて気温も高くて潮風はあるしでメカ的にはよい環境じゃないので、レンズ交換時は気をつけて、撮らないときはタオルをかけて直射日光を防ぐ、帰宅したら手入れする……といったことを忘れないのが吉です。

 で、水着の回はだいたいにして梅雨が明けるか明けないかのタイミング。毎年「その日が夏らしい晴れた日でありますように」と祈り、ここ2年くらいは祈りがお天道様に通じたけど今回はダメ。雨こそ降らないものの、蒸し暑い前日とは打って変わって肌寒く、どんよりとした曇天だったのである。

 だがしかし、曇天には曇天の良さがあるのであった。

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曇天の日はまぶしくない!

 曇ってる日は空も白いし寒そうだし……パーカー着てるし。しかも曇ってるってことは背景は青空じゃないし、海もあまりきれいに写らないし、全体に暗く写りがちだし。そういうときはプラスの露出補正が基本。プラス1を基準に明るめに。

hi_P7206176.jpghi_P7206175.jpg 暗く写っちゃったら(写真=左)、プラス1の補正をかけて(写真=右)

 さらに、髪が長いときは、髪を背中に流してもらうとよし。

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 胸元が隠れたら寂しいとかそういう話でもあるんだけど、こうして撮り比べてみると、写真の明るさが違うもの。ついでにいえば、露出はやや飛ばし気味の方が肌が白く明るく撮れるので、たいていの場合、喜ばれます。

 で、基本的なことだけど会話をしながら撮る。しゃべってる方がリラックスするし表情が豊かになる。でもしゃべってるとタイミングによってかわいく写らないことがある。だから連写して、いい表情のものを選ぶわけである。

hi_P7206130.jpghi_P7206144.jpg

 この連載では登場してもらっているのはプロのモデルさんなのでそんなことないけど、もし相手が撮られ慣れてなかったり照れてたりしたら手に何か持ってもらうといい。面白いことに手持ちぶさたより手に何か持ってる方がリラックスできたりするのだ。ビーチボールを持ってもらうのもいいし、落ちている貝殻でもいい。

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 曇天のもうひとつのいいところは、まぶしくないこと。晴れてたら「まぶしいっ」っていわれちゃう、ちょっと上からの構図でも大丈夫。

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 晴れてると、いつも太陽の位置を気にしなきゃいけない。顔がまぶしそうになってもよくないし、顔に陰影が強く出るからそれも意識しないといけない。顔立ちによって、こういう角度から光が当たるといい感じにくっきりするけど、角度が悪いと陰影によってあまり美人に見えなくなったりするし、この角度は光の具合がいいけど背景が良くないとか、背景がいいと光が……とか、まあ何かと気を使うわけである。

 曇天だと、どんなアングルでも撮れる。しかも光の当たり方がやわらかい。だから撮ってみて、あ、背景がごちゃっとしてるな、と思ったら、反対から撮ればいい。陽射しとか気にしなくていいから。

hi_P7205790.jpg 背景が海の家
hi_P7205836.jpg 背景が海

 ついでに構図は大胆に。中途半端に広く入れるなら身体の一部が切れてもいいから寄っちゃう。少し望遠気味の方がいい。

hi_P7205840.jpghi_DSC03349.jpg

 てなわけで、いろんな構図で遊んでみた。

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