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» 2012年08月23日 11時26分 公開

今日から始めるデジカメ撮影術:第155回 身近な虫と撮り方の関係 (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
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深夜にセミを狙え

 蝉時雨に埋もれつつ近所の公園を歩いてたら、どの木にもセミの抜け殻がびっしりとついてる。偶然会った知り合いがケータイを見せて「ほら、夜10時過ぎにここにくるとそこらじゅうでセミが羽化してるのよ。わたしのケータイだとこんなしか撮れないけど、あんたならきれいに撮れるから撮りに来てごらん」というのだ。

 というわけで最後は深夜のセミ。その公園ではだいたい22時頃から羽化ラッシュがはじまるようで、行ってみると街灯に照らされた木に羽化したばかりのセミがいる。

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 深夜だが、街灯の明かりが届いていてそれなりに明るいレンズがあればISO1600くらいで撮れる。標準ズームレンズだと、かなりISO感度を上げないと難しいかも。で、そういうときは照らしてしまうのである。羽化がはじまったら少々明るくしても大丈夫なので、撮影用のバッテリー式LEDライトをひとつ用意し、ミニ三脚にとりつけてみた。

photophoto 外光だけだとどうしてもISO感度を上げる必要があるが、LEDライトがあるとISO400で十分撮れる

 いやあ、腹筋するかのように身体をおこして、羽が伸びていって、という姿はじっと見つめちゃいますな。蚊にはくわれまくったけど。やがてセミは殻を抜け出し、少し上に陣取ってじっと朝を待つのでありました。

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 ここでもマクロ撮影を。光をしっかりあてて、目にピントを合わせるのが大事。30ミリという単焦点マクロレンズでググっと寄ってみた。

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 ライトアップしてるので、透明感があって目がめちゃきれいでありました。

 セミの羽化はそろそろ終わっちゃうけど、虫はまだまだ楽しめます。秋には赤とんぼもたくさん飛ぶし。でもって、しっかり撮って等倍で観察すると、見慣れた虫にもいろんな発見があって楽しいのである。

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