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今秋は明るいレンズの高級コンパクトが面白い(予感)デジカメプラス 週間トップ10

» 2012年09月10日 13時36分 公開
[ITmedia]

 デジカメプラスにて、1週間に読まれた記事のアクセス数をランキングする週間トップ10。今回は2012年9月3日から9月9日までを集計しています。

 今回はパナソニック「DMC-FZ200」のレビューが注目を集めました。パナソニックの「FZ」シリーズといえば明るい望遠レンズを搭載した高倍率ズーム機として10年以上の歴史を持っており、「DMC-FZ1」は全域F2.8の12倍ズームを搭載したこともあり、人気となったのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

 そしてDMC-FZ200ですが、全域F2.8の24倍ズーム(25〜600ミリ相当)といういかにもFZシリーズらしいレンズを搭載してきました。一眼レフおよびミラーレスの小型化もあって、本体サイズだけを比べると決して小さいとは言えないサイズではありますが、これだけ明るい望遠レンズを搭載していることを考えると旅行や山歩き、スポーツ撮影にも十分な威力を発揮してくれそうです(連写速度はAF追従連写で約5.5コマ/秒、メカシャッターの置きピンなら約12コマ/秒)。

 以前に掲載した「DMC-LX7」の際にも感じましたが、今秋のコンパクトデジカメ(レンズ一体型デジカメ)新製品のレンズスペック向上は目を見張るものがあります。レンズ交換式に比べると設計面で有利とはいえ、今秋の新製品では「全域F2.8の24倍ズーム」(DMC-FZ200)、「開放F1.4-2.3の3.8倍ズーム」(DMC-LX7)、「開放F2-4の7.1倍ズーム」(COOLPIX P7700)など、一昔前ならちょっと信じられないようなレンズスペックを備えたものが増えています。

photophoto 「DMC-FZ200」(写真=左)、「COOLPIX P7700」(写真=右)

 もちろん、描写に関していえば撮像素子に画像処理エンジン、レンズの描写力が関係してくるために、レンズスペックだけで製品を判断するのは早急ですが、これだけのスペックを見てしまうと、実機を手に取りたくなるのが心情というものでしょう。製品発売のスケジュールはそれぞれですが、例年の流れからすれば9月末〜10月末の間に各社新製品が店頭に並ぶかと思われます。カメラ店の店頭へ行くのが楽しみになりそうですね。

 アクセスランキングの8位には、5月に掲載したエントリークラスミラーレスカメラの特集記事がランクインしました。この記事では“手ごろな価格のミラーレス”としてパナソニック「DMC-GF5」、ニコン「Nikon 1 J1」、ソニー「NEX-F3」、ペンタックス「PENTAX Q」、オリンパス「PEN Lite E-PL3」の5モデルを比較検討していますが、あくまでこれは5月時点のもの。

 今秋から今冬にかけてはキヤノン「EOS M」を初めとしたミラーレスカメラの新製品が各社より登場すると見込まれていますので、各モデルを入手できるタイミングとなり次第、同様の特集企画を掲載したいと考えています。掲載時にはチェックして頂けると幸いです。

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