photokinaのペンタックスリコーイメージングブースでは、発表されたばかりのデジタル一眼レフ「PENTAX K-5 II」「PENTAX K-5 II s」や超小型ミラーレス「PENTAX Q10」を初め、645D用新レンズ「HD PENTAX-D FA645 MACRO 90mmF2.8ED AW SR」などが展示されている。
「PENTAX K-5 II/II s」はAFモジュールに新開発の「SAFOX X」を採用することで「低輝度時におけるクラス最高のAF性能を実現」(同社)したほか、II sはローパスフィルターレス構造とすることで解像力の向上を狙った。PENTAX Q10は「PENTAX Q」をベースに、新型の裏面照射型CMOSセンサーを搭載、また、AFアルゴリズムにも改良を加えるなど基本性能を高めている。
そのほかにも中判デジタルカメラ「645D」や26倍ズームレンズ搭載の「PENTAX X-5」、防じん防滴構造採用のミドルクラス機「PENTAX K-30」なども展示されていたが、ちょっと面白いのがリコーの開発している「全天球レンズ」ともよべるレンズユニットの参考展示だ。
これは非常に広角(魚眼に近い)のレンズを2枚、背中合わせに配置したレンズユニットともよべるもので、あたかもひとが地面にあおむけに寝たときのような、ドーム状の映像を撮影することができる。
撮影範囲は面ではなく円(球)となるため、撮影されたデータを平面のディスプレイでもれなく確認するためにはメルカトル図法のような展開方法を取る必要がある。デモではタッチパネルディスプレイを使って、指を動かすと視界がリニアに変わっていく見せ方をしていた。
なお、特殊な構造となるために既存カメラ用交換レンズとしては登場は難しいというが、産業用光学部品ではなく、あくまでもカメラ用のレンズとしての開発が進められているため、「全天球カメラ」のような専用製品に搭載されることが想定されている。
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