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» 2012年10月18日 11時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第157回 屋外の猫と撮り方の関係 (1/3)

被写体としても魅力的な猫だけど、屋外だと撮るのは意外に難しい。というわけで、今回は外で出会った猫を撮る話。

[荻窪圭,ITmedia]

 秋は散歩にいい季節。近所を歩いただけで、夏や冬に比べると多くの猫に出会う。そうすると撮りたくなる。撮ったらアップしたくなる。かくしてネットに猫写真があふれるわけだが、猫って意外に難しい。

 今回は屋外で出会った猫を撮る話だ。

距離と高さが大事

 仮に猫を見つけたとしよう。可愛いので撮りたいと思ったとしよう。ここで最初に気にすべきは猫との距離。

 猫は敏感なので、立ち止まったりカメラを向けたりするとすぐ気づく。

 ここで撮りたい距離に近づきたいのだが、猫は警戒心が強く、ある程度以上近づくと、一瞬にして逃げちゃう。どのくらいまで近寄れるかはその猫がどのくらい人に慣れてるかで違うので難しい。

 そーっと近寄ると、猫が一瞬ビクッとする距離がある。これ、警戒モードに入ったしるし。それ以上近づくと、たいてい逃げられるのだ。

photophoto 不用意に近づいたら、逃げられた

 やばいかなと思ったら、ちょっと遠くてもまず撮っておくべし。

photo 美猫を見つけたので遠くからまず1枚

 逃げても追いかけないこと。追われると余計逃げる。

 追わずにいたら「この人間は危険じゃないかも」と思って戻ってくるかもしれない、もうちょっと警戒心を解いてくれるかもしれない。野鳥でもそうなのだけど、追うのは厳禁。じっとして近づいてくるのを待つべし。

 ある程度の距離で猫からOKが出た(感じがした)ら、どう撮るか考える。背景をどうするか、構図をどうするか。

 基本はできるだけ猫目線で撮ること。

 しゃがんでこちらの姿を小さく見せた方が猫も怖がらないし、猫の目線だと正面から撮れるし、背景も作りやすい。上の写真から2分後に撮ったのがこちら。しゃがんでじっとしてたら少しだけこちらに近づいて正面を向いてくれた。こいつはナニモノだって顔でじっと見てる。

 そこでカメラを地面すれすれの猫の目の高さに持って行き、液晶モニタを回転させてライブビューで撮る。猫目線アングルを撮るときはチルト式やバリアングル式のモニタが一番いい。

photo これでよし

 猫の背中側にちょいとガーデニングのグッズが写っちゃったけど、背景はアスファルトではではなく緑になったし、遠くに白い鉄の門がぼやんとはいってくれた。これでずいぶん感じが変わる。

 実際の撮影風景はこんな感じ。ガラスの右端に写ってるのが撮影中のわたし。

 偶然映り込んでしまったわけで、頭に自転車用ヘルメットをかぶったままなのでちょっとあやしいけど、しゃがんで、腕を下に下げて地面ギリギリの状態で、モニタを上から覗き込んで撮っている、というのがわかるかと思う。

photo ガラスに撮影中のわたしが写ってます

 このとき、カメラは握り替えて、シャッターを親指で押してます。地面すれすれで撮るときは親指シャッターが撮りやすいから。この子はお寺で買っている猫らしく、人を全然怖がらない。ここまで近づいてもOKだった。牙が2本にょきっと出てるけど。名前はゴマちゃん。

photo

 いきなりしゃがむとびっくりして逃げちゃう子もいるので、一応腰くらいの高さで撮りつつ少しずつしゃがんでアングルを探していく感じ。

photophotophoto

 少しずつアングルを下げているのがわかるかと思う。どの高さで撮るかはもうどんな写真にしたいかで変わってくる。

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