PENシリーズ、いやオリンパスのデジタルカメラを選ぶ魅力のひとつがアートフィルターだろう。E-PL5には、新たに「ウォーターカラー」が追加となった。ウォーターカラーは、白いキャンバスに淡い色で描いたような効果となる面白い効果が得られるアートフィルターで、水彩画とは違った色使いとグラデーションにより柔らかい雰囲気に仕上がる。
とは言うものの、正直なところE-PL5が備えているアートフィルターの種類は多く、使いこなしに悩むことも多い。そこで活用したいのがアートフィルターブラケットだ。アートフィルターブラケットなら1回の撮影で、設定されたアートフィルターすべてが記録される。撮影後に気に入った効果の一枚を選べばよいので、あれこれ悩まずに撮影に集中できるオススメの機能だ。ちなみにAEブラケットとあせてアートフィルターブラケットを行うと、露出別のアートフィルター効果も記録される。
アートフィルターは動画撮影中にリアルタイムに変更できる「アートフェード」機能が使用できるようになり、通常の動画から徐々にジェントルセピアに変わっていくような動画撮影が可能となった。そのほか「ワンショットエコー」と「マルチエコー」といった残像を残す特殊な動画エフェクトも加わり、動画撮影機能も進化している。
今回はボディキャップレンズ「BC-1580」も試してみた。35ミリ換算約30ミリ相当のF8固定のレンズで、ピント合わせはマニュアルフォーカスのみ。レンズの下に付いているレバーでピント合わせを行うのだが、拡大表示でしっかりとピント合わせをするよりフィーリングでピント合わせをしたくなるレンズだ。
BC-1580は、描写の甘さがほどよくアートフィルターとの相性も抜群の遊べるレンズだ。ピント合わせのレバー付近にチューリップマーク、バストアップ、全身、山のような指標アイコンがあるともっと愛着がわきそうなレンズだ。
このように、E-PL5はハード面でもソフト面でも進化しており、お買い得感の高いミラーレス一眼であるように思う。なお現在、購入者を対象にしたボディーキャップレンズ「BCL-1580」もしくは無線LAN搭載メモリーカード「FlashAir」がもれなくもらえるプレゼントキャンペーンを行っているので、こちらもチェックして欲しい。
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