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OM-D譲りの高画質を手のひらに 「OLYMPUS PEN mini E-PM2」(4/4 ページ)

» 2012年10月26日 13時34分 公開
[小山安博,ITmedia]
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カスタマイズ機能も充実

 前述の通り、MENU内のSETUPからカメラの各種設定にアクセスできるが、標準では設定できる項目は多くない。最近のPENやOM-Dでは隠しメニューがあり、「セットアップメニュー」を「カスタムメニュー」に変更することで、設定項目を増やすことができる。これは初心者から設定を隠しつつ、上級者では詳細なカスタマイズができるという点でとてもいい。

photophoto カスタムメニューは設定メニューから表示する必要がある

 設定できる項目は多岐にわたるが、カスタマイズという点では「ボタン機能」や「ダイヤル機能」、「ダイヤルロック」あたりの設定はそれぞれ設定しておくと良さそうである。

photophoto ボタン機能のカスタマイズが可能(写真=左)。ダイヤル機能では、ダイヤルを回した時に変更する機能を設定できる(写真=右)

 機能割り当てについては、「LIVE GUIDE」ボタンや「ムービー」ボタン、十字キー左と下といった場所の割り当てを変更できる。普段ライブガイドを使わないなら、LIVE GUIDEボタンにホワイトバランスやISO感度、HDRブラケット、マイセット撮影などを割り当てることができる。ライブガイドは、iAUTO時はOKボタンや画面タッチから呼び出せるので、カスタマイズしても問題はない。動画はビデオカメラを使う、動画は撮らない、という人であれば、ムービーボタンは一等地にあるボタンなので、よく使う機能を割り当てるといいだろう。

photophoto ダイヤルを回した時に、ダイレクトで設定を変更するか、いったん上下ボタンを押してから変更するかを設定できる。ダイヤルは回りやすいので、誤動作を防ぐためだ

 そのほか、フルHD動画撮影、秒間約8コマの連写、瞳検出AF、ライブバルブ撮影、ライブタイム撮影、カメラ内RAW編集など、機能は充実している。

 PEN miniはコンパクトデジカメのように使えることを目指したミラーレスカメラで、E-PM2ではタッチパネルをサポートしたことで、ストライプスクリーンのUIがさらに生きて使いやすさが向上した。基本スペックも「OM-D」並みの高画質や高速AFを実現しており、カメラの基本機能も上位機種に引けを取らない。特にコンパクトさやできるだけ簡単な操作を求めている場合は、有力な選択肢となるだろう。

photo F1.8 1/800秒 ISO200 レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」
photo F5 1/125秒 ISO200 露出補正+0.7 レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」
photo F3.5 1/8秒 ISO1600 レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」
photo F5 1/800秒 ISO200 露出補正−2 レンズ:「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」
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