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» 2012年10月30日 13時00分 UPDATE

“進化するカメラ”「NEX-5R」国内発売決定

ソニーは海外にて先行発表していたEマウントのミラーレスカメラ「NEX-5R」を11月16日より販売開始する。像面位相差AFなどで基本性能を高め、アプリの追加で撮影機能が“進化”する先進のカメラだ。

[ITmedia]

 ソニーは10月30日、海外にて先行発表していたEマウントのミラーレスカメラ「NEX-5R」を11月16日より販売開始すると発表した。ボディ単体、電動ズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」をセットしたパワーズームキット、加えて「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」もセットしたダブルズームレンズキットが用意され、いずれも価格はオープン。

 実売想定価格はボディ単体(NEX-5R)が8万円前後、パワーズームキット(NEX-5RL)が9万5000円前後、ダブルズームレンズキット(NEX-5RY)が12万円前後。

photophotophoto 電動ズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」を装着したNEX-5R

 新製品は「NEX-5N」の後継にあたる製品で、Eマウント採用カメラのミドルクラスという位置づけはそのまま、エリア分割ノイズリダクションに対応した新型撮像素子や、像面位相差AF/コントラストAFを併用する「ファストハイブリットAF」、電子ダイヤルの新設、可動域を広げたチルト式液晶、無線LAN対応など、基本性能の向上と新提案を小型ボディに詰め込んだ。

 撮像素子のサイズと画素数はNEX-5Nと同様のAPS-Cサイズ 有効1610万画素だが、先に投入されている「α99」と同様の、画像を平坦/エッジ/テクスチャの3領域に分割してそれぞれに応じたノイズリダクション処理を行う「エリア分割ノイズリダクション」を搭載しており、一層の高感度/低ノイズを実現した。

 「ファストハイブリットAF」は、撮像素子中心部に配置された位相差AFセンサーでおおまかな測距を行い、その後にコントラストAFでピントを追い込む方式で、2つのAFを併用することでAF追従で最高10コマ/秒という高速なAF動作を期待できる。位相差AFの測距点は99点、コントラスト検出の測距点は25点。

 ファストハイブリットAFが有効となるのは画面中央エリアのみとなり、エリアを外れている被写体へピントを合わせる場合はコントラストAFでの測距となる。レンズ側の対応も必要となるため、ボディとセット販売される以外の既存EマウントレンズのファストハイブリットAF対応については、まず「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」の4本について対応ファームウェアの提供が行われ、他のレンズについては順次対応する予定となっている。

 外観の基本デザインはNEX-5Nを踏襲するが、シャッターボタンのとなりには6つの設定項目のなかから任意の機能を割り当て可能なファンクションボタンと、右手親指での操作が容易な電子ダイヤル(コントロールダイヤル)が新設され、より素早い設定操作が可能となった。また、背面のチルト式タッチパネル液晶(3型ワイド 約92万画素)は可動範囲が広がりNEX-F3のような自分撮りが可能となったほか、タッチによるシャッター操作も可能となった(NEX-5NはAFポイントの指定まで)。

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 シリーズ製品としては初めて無線LAN機能も搭載した。無線LAN機能によって、PCおよびスマートフォンへの転送/保存やDLNAを利用しての家庭用テレビを使っての鑑賞などが行える。また、無線LANを使ってカメラ本体へ直接、機能追加のアプリケーションを導入する「PlayMemorys Camera Apss」も新たに導入された。

 まずは合計13種類のエフェクトを利用できる「ピクチャーエフェクト+」、スマートフォンをリモコン代わりとする「スマートリモコン」、Facebookなどへデータを直接アップロードする「ダイレクトアップデート」、7種のフォトレタッチを利用できる「フォトレタッチ」が順次無償提供され、各種ブラケット撮影を行える「ブラケットPro」(500円)、連写合成によるノイズ低減を指定したISO感度で行う「マルチショットNR」(500円)、タイムラスプ撮影を行える「タイムラプス」(価格未定)、画面内の1カ所だけが動画として保存される「シネマフォト」(価格未定)などが有償にて提供される予定となっている。

 PlayMemorys Camera Apssの利用に際しては、Sony Entertainment Networkの提供する「SENアカウント」が必要で、アカウントの取得と登録はカメラ本体から行えず、PC上から行う。

 新たにキットレンズとして採用される電動ズームレンズ「E PZ16-50mm F3.5-5.6 OSS」は電源オフにレンズ本体が短くなるリトラクタブル構造を採用することで、全長29.9ミリと、NEX-5Nのキットレンズ「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」(全長60ミリ)に比べ約半分の薄型化を実現。動画撮影に適したパワーズーム機構も備えながら、重さも約116グラム(E 18-55mm F3.5-5.6 OSSは約194グラム)と軽量化も果たしている。

 本体カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色で、キットレンズ「E PZ16-50mm F3.5-5.6 OSS」はボディカラーがシルバーとホワイトにはシルバーカラーが、ブラックボディにはブラックカラーのものが付属する。なお、ボディ単体はブラックのみの用意となる。本体サイズは約110.8(幅)×58.8(高さ)×38.9(奥行き)ミリ、約276グラム(バッテリーおよびメモリースティックPROデュオ含む)。

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