それではここからは個人的に注目する、2012年冬のコンパクトデジカメを紹介する(実売価格は12月上旬、筆者調べ)。
なんといっても最大の特徴は、大型1.0型のCMOSセンサーを採用したこと。レンズも大口径F1.8カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」といった非常に優秀なレンズを搭載し、きわめて高精細な画質を楽しむことができる。美しいボケ味を生む、7枚羽根円形絞りを採用しているので、ボケを生かした写真の表現も得意だ。実売価格は6万5千円前後。
コンパクトなボディにWi-Fi機能を搭載し、スマートフォンなどと連携して写真を楽しむ仕掛けが目新しい。背面にはタッチパネルを採用。操作インタフェースもよくできており、スマートフォンのように指でスイスイと操作が可能。基本性能も高く、F2.0レンズに最高ISO感度12800を達成するなど小型軽量ながらも完成度は高い。実売価格は3万7千円前後。
世界最高クラスの明るさを持つ「F1.4 LEICA DC VARIO-SUMMILUXレンズ」を搭載し、今までのコンパクトデジカメでは味わえなかったボケ味を表現できる。新開発されたCMOSセンサーとヴィーナスエンジンの向上により、秒間最大約11枚の高速連写、暗所で役立つ最高12800のISO感度など、撮影者の要求に応えてくれるカメラだ。実売価格は5万4千円前後。
「EXILIMエンジンHS Ver.3」を搭載したことで撮影間隔約0.26秒という高速レスポンスを実現。また秒間30枚という高速連写は撮りたい瞬間を確実に収めてくれることだろう。HDR機能を活用した「HDRアート」は効果を5段階から選ぶことができ、新しい表現を生んでくれる。自分撮り可能な180°可動するチルト式液晶もポイント。実売価格は4万4千円前後。
アルミボディに本革の風合いを残した皮革仕上げの外装はとてもスタイリッシュで高級文具の雰囲気を持つ。デザインだけではなく、レンズは広角側でF1.8の明るさを持つフジノンレンズ。2/3型の大型CMOSセンサーは同社独自の効率的な画素配列で高精細な画像を提供すると同時に高感度撮影にも強い。実売価格は5万円前後。
広角側でF1.8、望遠側でF2.5の「i.ZUIKO DIGITALレンズ」を搭載。望遠側でも明るいので、よりボケを生かした写真が撮れるなど表現の幅が広がる。2種類の操作性を持つコントロールリングとファンクションボタンが快適な操作を約束し、撮影に没頭することができる。11種類のアートフィルター、5種類のアートエフェクトが作品作りもアシストしてくれる。実売価格は5万7千円前後。
広角側でF1.8、望遠側でF2.8の明るいレンズを搭載。新型CMOSセンサーと高性能画像エンジン「DIGIC 5」が高感度と高い画質を提供する。ISO感度は最高12800まで設定でき、暗所にも強い。角度ブレとシフトブレを抑える「ハイブリッドIS」を搭載し、1センチまで近寄れるのでマクロ撮影もお手のもの。実売価格は5万円前後。
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