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シリーズ末弟のいいとこ取り ニコン「Nikon 1 S1」(3/3 ページ)

» 2013年01月24日 12時20分 公開
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両極端な性格を持つ面白いカメラ

J1を始めて触ったときには、見た目とは裏腹に動体にも強い高速AFや高速連写、中級デジタル一眼レフカメラ並みのRAW17連写など、羊の皮を被った狼のようなカメラであると感じたが、S1はこれらのスペックを継承しつつローパスフィルターレスという新たな武器を手に入れ、これまた見た目とは裏腹に攻めたカメラであると感じた。

 S1はエントリー向け製品をうたい、AFの速さや充実した動画撮影能力などシリーズの特徴を引き継ぎ、かつ分かりやすい操作UIなどから万人に勧められる。そしてそれと同時に、1011万画素のローパスフィルターレスセンサー画質は、マニアックなユーザーにもオススメしたい。両極端な性格を持つ面白いカメラである。

photo 秒間60コマの連写やスロービューで動きものでもベストなシーンを撮影できる F5.6 1/250秒 ISO 320 レンズ:1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
photo 枝の細部が甘くならずしっかりと描写されている F3.5 1/320秒 ISO100 露出補正+0.3 レンズ:1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6
photo ISO800だがノイズリダクションでつぶれることなく細かい部分まで再現されている F3.5 1/320秒 ISO800 レンズ:1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
photo シャープネスが強めなのか枝のまわりに白い輪郭がついている F3.8 1/500秒 ISO100 露出補正-0.3 レンズ:1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
photo オートモードの場合、シャドー部分の階調を持ち上げるためカラーノイズが目立ってしまいがちになる F5 1/1250秒 ISO100 レンズ:1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

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