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F2.0レンズのタフカメラ「PENTAX WG-3」 GPSモデルはQiにも対応

» 2013年01月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは1月29日、タフネス性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「PENTAX WG-3」「PENTAX WG-3 GPS」を3月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はPENTAX WG-3が3万円台半ば、GPSを搭載したPENTAX WG-3 GPSが4万円前後。

 防水/防じん/耐衝撃/耐低温のタフネス性能を備えた「WG」シリーズの新製品。水深14メートルで連続2時間の撮影が可能な防水性能、2メートルの落下に耐える耐衝撃性能と防水・耐衝撃性能を既存モデルより向上させた。IP6X(JIS保護等級6)相当の防じん性能、マイナス10度の低温環境でも動作する耐寒性能、100kgfまでの荷重に耐える耐荷重構造も継承する。

photophoto 「PENTAX WG-3」 カラーはブラックとオレンジ

 レンズは35ミリ換算25〜100ミリ相当の光学4倍ズームで、広角端はF2.0と非常に明るく光量の確保しにくい水中や夜間、薄暗い山中などでの撮影に活躍する。組み合わせる撮像素子は1/2.3型 有効1600万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジンを新型とすることで最高ISO6400の高感度撮影にも対応した。

 レンズ周囲に6つのLEDを配置するデザインは既存モデルより継承しており、LEDは撮影時の補助灯として使うほか、カメラを起動させずに純粋なLEDライトとしても利用できる。1センチまで接近できるマクロ撮影機能とデジタルズームを複合させた「デジタル顕微鏡」や、自分撮りの際に検出した顔がフレームインしているかをLEDライトで教えてくれる「自分撮りアシスト」といった撮影機能も継承している。

 PENTAX WG-3 GPSはロガーとしても利用可能なGPSを搭載。圧力計と電子コンパスも備えており、撮影場所の気圧・高度/水深・方位をカメラ前面のサブディスプレイで確認するほか、それらのデータは撮影画像のExifに保存できる。また、ワイヤレス充電「Qi」にも対応しており、電池フタを開閉することなく充電できる。

photophoto 「PENTAX WG-3 GPS」 カラーはグリーン、パープル

 いずれも背面液晶は低反射コートの施された3型(46万画素)で、電子水準器も搭載する。本体サイズは約125(幅)×64.5(高さ)×32(奥行き)ミリ、約229グラム(WG-3 バッテリーおよびSDメモリーカード含む)。

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