CP+富士フイルムブースの目玉はやはり、発売を来月に控えたFUJIFILM Xシリーズの新製品「FUJIFILM X100S」と「FUJIFILM X20」。ブース正面にはタッチ&トライコーナーが設けられ、平日の午後にもかかわらず新製品に触れたい来場者が列をなしていた。
「FUJIFILM X100S」と「FUJIFILM X20」はそれぞれ、既存モデル「X100」「X10」の後継となる製品。ボディデザインは既存モデルを踏襲するが、像面位相差AF対応の「X-Trans CMOS II」センサーや「EXR プロセッサーII」などによって操作レスポンスや画質を高めている。製品の発表当初は「2月16日発売」とアナウンスされていたが、初回出荷に十分な台数を確保するために発売日2月23日に延期されている。
デザインは既存モデルから多くを踏襲するがセンサーと画像処理エンジンを一新したほか、ハイブリッドビューファインダーのEVFパネル高精細化(X100S)、極薄パネルを挟み込むことでシャッタースピードや絞り値などを表示する「アドバンスト光学ファインダー」(X20)を搭載、また、回折現象をデジタルの信号処理で解決する「点像復元処理」など、実際にファインダーをのぞき込んで撮影してみないと分からない新要素が多く組み込まれているため、来場者は製品に触れながら熱心に説明に耳を傾けていた。
タッチ&トライコーナーの裏手には、FUJIFILM X-E1/PRO-1用のレンズマウントアダプター「Mマウントアダプター」でライカやツァイスなどの各種レンズを試用できるコーナーも設けられている。用意されているのは「ELMARIT-M 21mm F2.8」「SUMMICRON M 35mm F2.8」など20本で、もちろん、発売済みの富士フイルム純正Xマウントレンズ5本も試用できる。なお、5月発売が予告されているXマウントの望遠ズームレンズ「XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS」も展示されている。
そのほか、先日発表されたコンパクトデジタルカメラの新製品も「FinePix F900EXR」「FinePix F820EXR」「FinePix Z2000EXR」「FinePix HS50EXR」「FinePix SL1000」と5機種すべてが用意されている。
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