CP+の会場で目を引くのはやはりカメラと交換レンズだが、カメラと写真の総合イベントを名乗ることもあり、関連する機器やサービスの紹介も目立つ。そんな中で「デジタル写真の色」にこだわるならば避けて通れない、ディスプレイメーカーのブースを2つ、紹介しよう。
ナナオブースはカラーマネジメント対応ディスプレイ「Color Edge」シリーズを中心とした展示が目を引く構成。「Color Edge」シリーズはプロ向けの「CG」、スタンダードの「CX」、エントリーの「CS」とラインアップを展開するが、いずれも正確な色を再現するためのキャリブレーションに対応する。
ブースでは各製品がラインアップごとに紹介されており、CXはカラーマネジメントソフト「ColorNavigator」、CSは写真プリントと画面のカラーマッチングを行うソフトウェア「ColorNavigator Elements」の紹介があわせて行われていた。なお、ColorNavigator Elementsについては、4月に提供予定の新バージョンを会場でいち早く体験できる。新バージョンは複数設定をまとめて3セット保存可能になっているほか、操作性の向上も図られている。
ステージではキヤノン/エプソンのプリンタを用いた「モニター画面と写真プリントのカラーマッチング」セミナーが1日4回行われるほか、写真家の魚住誠一氏らを招いてのトークショーも行われる。なお、CP+の会期中には限定キャンペーンとして、ColorEdge CG246/CX240-CNX/CS230がそれぞれ1名に当たるプレゼントキャンペーンが行われている。詳細はブースにて確認のこと。
三菱電機もカラーマネジメント対応ディスプレイ「RDT241WH」「RDT241WEX」を紹介するが、ブースとしてはセミナーの充実に注力してる印象を受ける。セミナーは「写真の楽しみ方が広がる撮影&プリントのコツ」と題されており、プリントにまでこだわりたいユーザーが多く来場していた。
ファインアートプリントをサポートするソフトウェアとして、同社ではプリント出力前にディスプレイ上で各種用紙の階調イメージをシミュレートできる「トーンカーブエディター」を提供しており、そちらの説明にも多くの人が関心を示していた(本ソフトウェアは現在、β版となっており対応OSはMac OSのみ)。
また、トーンカーブエディターの紹介コーナーには、「RDT241WH」の後継製品も参考展示されていた。出荷時の全数検査によって色ムラ/輝度ムラを抑制するほか、バックライトにLEDライトを採用することで電源を投入してすぐに利用できる応答性も実現している。RDT241WHの後継製品という位置づけからも分かるようにプロもしくはハイアマを対象なっており、今春に販売開始される予定という。
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