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» 2013年02月14日 20時18分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第161回 山の雪景色と雪の街角の関係 (1/3)

当たり前だが冬は寒い。寒いといえば雪である。そう、今年も雪景色を撮りに行ってきたのだ。準備編と雪山編、そして雪の街角編と3本立てでどうぞ。

[荻窪圭,ITmedia]

 冬といえば雪景色ってことで今回も出かけてきました。

 2011年は会津若松に、2012年は奈良井宿に雪景色を見に行ったので、今回はちょいと標高が高いところにしてみようかと選んだのが越後湯沢。スキー客に混じって行ってきた。

 天候次第で話が大きく変わるのであるが、とりあえずふぶいてなくてよかった、いや、ふぶいてるくらいの方がネタとしては美味しかったかもしれないけれども、例によって成り行きなのでしょうがないのだ。

雪景色を撮りに行く

 2013年1月14日には東京でもかなりの雪が降ってこんなことになってた。東京都内の普通の住宅街です。なんとも真っ白。

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 上の写真、実はiPhone 5で撮っただけでレタッチも何もしてない。よくもまあこんなに真っ白に撮れるもんだと感心したほど真っ白。普通のカメラだと、どうしても暗くなる。カメラによって差はあるけど、普通に撮るとこんな感じに。

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 雪は白い。白いってことは「明るい」。明るい部分が多いのでカメラ側が勝手に明るさを抑えて撮ってしまうわけだ。そうすると、雪で天気が悪くて出かけるのもおっくう。どよーんという感じの写真になる。

 それはそれでリアルなんだけど、いやもうちょっと明るく爽やかにしようよせっかくの雪なんだし、というときは露出補正を使う。カメラのシーンモードにたいてい「スノー」ってあるからそれでもいいのだけど、手早くしたいときはプラスの露出補正を。同じ場所で+1.3にして撮ってみたのがこちら。

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 ずいぶん明るくなった。雪でどよんという写真にするか、雪で喜び庭駆け回り的な写真にするかはちょっとしたことで変わるのだ。写真って面白い。

 雪の日は全体に色味がなくなるので中央の黄色い傘がアクセントになってる。ワンポイントって大事。それにしてもよく降ってますな。

 雪がよく降ってる感を出したいときは暗い色の背景を探す。雪は白いので白い空を背景にしても目立たない。暗い背景だと目立つ。で、ちょっと絞り込んで全体にピントが合うようにしてやる。たとえば駅のホーム。

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 この日の東京は面白いくらいに降っておりました。

 余談だけど、この日、傘が壊れまして。駅への道を歩いてたら、どこぞの商店の屋根につもってた雪の塊がどかっと落ちたようで、傘に急に衝撃がきてその重みで傘の骨を頭にぶつけちゃって、何があったのだと傘をみたら、見事に骨と支柱が曲がって壊れておりました。犯人はというと、見事に砕け散ってて証拠なし。

 みなさまお気をつけを。

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 で、東京に雪が降ったくらいならカメラの備えも適当でいいけど(できるだけ濡らさないよう注意するくらい)、雪国で雪景色を撮ろうと思うとちょっと準備が必要になる。

 カメラ側はできれば防滴防じんクラスのもの、あるいはアウトドア系の防水カメラがあるといい。雪が降ってなければ普通のカメラでも問題ないけど、その辺は現地次第。突然雪が降ってきたら首から提げたカメラにタオルをかけて直接当たらないようにするとかそのくらいでなんとかなることもある。ちょっと雪がかぶったくらいで壊れることは……あまりない。

 それ以上に気を配るべきはバッテリ。低温下ではバッテリの持ちがぐっと悪くなるからだ。

 いつもより早くバッテリがなくなるので、いざというときもう撮れませんではもったいない。これはもう仕方ないので、予備のバッテリは忘れずに。フル充電した予備バッテリはカバンより上着の内ポケットとかそういう比較的外気より暖かいところにいれておくといい。スマホを持ってる人はモバイルバッテリも欠かせませんな。

photo 防滴防じんカメラに防滴防じんレンズをつけておくと一応安心。バッテリーグリップをつけてそちらにセカンドバッテリが入っているという2個体制で

 もうひとつは屋内と屋外の気温差。暖かい室内から寒い屋外に出ると簡単にレンズが曇る。

photo 左側の方曇っております

 あとは手袋。素手ではあっという間に指先が冷えます。これはよくない。我慢すればいいという問題じゃないので、手袋も持参。カメラを操作しやすいよう手にぴったりあったサイズのものを。指先が余ってると誤操作しやすいから。平気で隣のボタンを押しちゃったり。

 レンズは、高倍率ズーム1本ってのが一番気楽でいい。グローブをしたままのレンズ交換ってしにくいから。ちょっと手元が狂ってレンズが雪の中にどぼんとか、キャップが雪の上をコロコロ転がって行っちゃうとか、思わぬ事故が起きるもの。せっかくのレンズが雪に埋もれて次の春まで見つかりません、というのはかなわんし、吹雪いてたりしたらレンズ交換時に内部に雪が入ったりしかねないし。

 人間側の装備はまぁ、行き先に合わせて適切なものを。

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