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» 2013年02月19日 20時00分 UPDATE

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:第1回 カメラの起動方法/手ブレを抑える構え方

今最もよく使われているデジカメは「iPhone」ではないだろうか。というわけでiPhoneカメラ講座、始めます。まずは超基本だけどカメラの起動方法と、手ブレを抑える構え方から。撮影に役立つ小技もあります。

[荻窪圭,ITmedia]

 おそらく、今、日本で一番使われてるデジカメがiPhoneなのは間違いないかと思う。米国の有名なフォトストレージサイト「Flickr!」においても、アップロード数が一番多いカメラはiPhoneだし。でもデジカメ入門やデジカメの使い方について書かれたものは多いけど、iPhoneカメラを使った写真入門ってあまり見ないじゃん、ってことにあるとき気づいたのだ。

 そこで今更感バリバリではありますが、iPhoneカメラ講座、始めます。使いこなしている人には最初の数回は退屈でしょうが、お付き合いを。iPhone 5を使うけど、たぶん古いiPhoneでもそれなりにOSをアップデートしていれば大丈夫。基本的なところは変わってないから。

 せっかくだからカメラを起動するところから。

カメラを起動する

 iPhoneカメラの起動には2種類の方法がある。

 1つはロック画面から。スリープボタンかホームボタンでiPhoneを起こしてロック画面を出す。ここでカメラアイコンを上にしゅっと動かすと(窓を上に開ける感じ)、下からカメラ画面が出てくる。以前「ここを押してもカメラにならない」と嘆いてる人がいたけど、押してもダメなのです。上に開くのです。これが一番早くカメラを起動できる方法だ。

photophoto カメラアイコンを指で上にフリックしてやる(写真=左)。ゆっくり動かすと、下からカメラが現れるのが分かって面白い(写真=右)

 もう1つはホーム画面からカメラアイコンをタップする方法。まあこれは誰でも知ってるわな。

photo わたしのホーム画面なのでちょいとアレですが、カメラはよく使うので右下に常駐させてます

iPhoneを構える

 無事カメラが起動したらこの画面。縦横は自動切り替え。撮影ボタンのカメラアイコンを見ると「今iPhoneが縦と横のどちらだと判断しているか」が分かる。微妙なときはここをチェック。

photophoto 横位置と縦位置

 画面上の縦横の線は「オプション」をタップして「グリッド」をオンにすると出てくる。iPhoneが水平になっているかどうかチェックするのに便利なので、わたしは常時オンにしております。

 縦横を決めたら、レンズを被写体に向けて構える。レンズは端っこについてるのでそこを指でふさがないように持つ。どうやって持ってもいいんだけど、iPhoneでうまく撮れないって人の多くは手ブレが原因だと思われる。だいたい、こんな風に持つと手ブレしやすい。左手はiPhoneを支えきれてないし、右手は画面を押すだけだから手ブレのお手伝いをしているようなもの。さらに腕を伸ばしてたりすると、ちょっと暗いところではまずブレます。

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 明るいところなら片手で適当に撮ってもなんとかなるけど、悪いクセをつけてもいけないので、できるだけ両手で持つこと。両手で持って、右手親指だけはフリーにしておいて、それでシャッターボタンを押す。腕は伸ばさないで肘を身体につける感じがいい。

photo

 で、大事なのは「シャッターボタンを押したときじゃなくて、指を離したときに撮影される」ということ。だから指を画面から離すまで気を抜いてはダメ。息を止めてそっと指を離すくらいがちょうどいい。

 特に室内や日陰。人間の目には十分明るい場所でも、それは人間の目が周囲の明るさに応じて自動調整されているだけで、カメラ的には暗かったりするから油断は禁物なのだ。これを逆手に取れば、撮影ボタンを押してタイミングを待ち、ここだってときに指を離して撮るという技を使える。

 横位置のときも、人差し指より親指で撮る方が安定する。

photophoto 人差し指でシャッターボタンを押すとブレやすい(写真=左)。人差し指と親指の付け根で抑えて親指で押す方がいい(写真=右)

 手の大きさによって話は変わってくるけど、わたしは横位置のとき、人差し指と薬指で挟んで持つことが多い。そうすると片手でも撮れる……けどまあ推奨はしません。手の大きさや付けているケースの分厚さにもよるけど、両手で持ち、肘はできるだけ身体から離さないようにするのがいい。

 あとはバリエーション。基本的にどんなスタイルでどう持ってもいいので、暗いところでは机に肘をついたり、何かにもたれかかったり、できるだけ手がブレないような工夫をするといい。超ローアングルで撮りたいときは、下の写真のようにiPhoneを逆さにするってのもアリ。iPhoneがカメラの向き(縦横)を検出してくれるので、撮れる写真が逆さになるってことはありません。

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今週の小技 その1:縦か横に固定してから真上や真下を撮る

 iPhoneは撮影時のカメラの向きが縦か横かを自動判別してくれるのだが、判別不可能な方向が2つだけある。真上と真下だ。真上や真下を向いていると縦位置か横位置かなんて分からないのである。真上なんて撮るのか……というと、例えば、東京駅の天井を撮るとか、あるじゃない。

 そのときは、あらかじめ縦か横かを固定してから上、あるいは下を向くべし。真下を撮りたいとき、iPhoneを下に向けてから縦横を変えてもiPhone側にはそれが判別できないので、横位置のつもりが縦位置になってたりするのだ。

photo 当人は横で撮ったつもりだったのに縦のままでしたという例。京都で発掘された織部焼きのお皿をガラスケースの上から撮ったときのことで、このあと横位置にして撮り直しました

 真上や真下はまず正面を向いてiPhoneの向きを決めてから、上、あるいは下に向けること。

今週の小技 その2:イヤフォンでシャッターを切る

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 iPhoneは画面の撮影ボタンのほかに、音量上キーを押しても撮影できる。あまり押しやすい位置じゃないので、わたしはめったに使わないけど。

 で、これを応用した技がイヤフォンでシャッター。まあどのくらい実用的かは分からないけど、イヤフォンの音量上ボタンでもシャッターを切れるのだ。リモート代わりに使えるし、iPhoneをどこかに固定してそっとイヤフォンで撮るなんてこともできる。役に立つことがあるかもしれないのでお試しあれ。

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