防水10メートルの「世界最薄防水デジカメ」 ソニー「DSC-TX30」

[ITmedia]

　ソニーは2月27日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品として防水などのタフネス性能を備えた「DSC-TX30」を4月5日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。

「DSC-TX30」

厚さは15.4ミリ（最薄部14.4ミリ）。「防水性能を備えた、光学ズームレンズ搭載コンパクトデジカメにおいて世界最薄」（同社）となる

　既存モデル「DSC-TX20」よりも防水性能を高めながら（防水5メートルから10メートルに）、「防水性能を備えた、光学ズームレンズ搭載コンパクトデジタルカメラにおいて世界最薄」（同社）という15.4ミリの極薄ボディを実現した。

　タフネス性能については、水深10メートルで60分の撮影が可能な「防水性能」（IPX8相当）とIPX6相当の「防じん性能」、1.5メートルからの落下に耐える「対衝撃性能」、マイナス10度での利用が可能な「耐低温性能」を兼ね備える。

　撮像素子は1/2.3型 有効1820万画素“Exmor”CMOSセンサーで、レンズには光学5倍（35ミリ換算28〜140ミリ）ズームレンズを組み合わせる。「全画素超解像」技術を用いた超解像ズームも用意されており、利用することで10倍相当の望遠撮影も可能だ。

　撮影モードとして、対象へ1センチまで接近でき、最大撮影倍率が15倍になる「拡大鏡プラス」が新たに搭載されており、タフネス性能と相まってアウトドアでの撮影領域を拡大している。なお、レンズ横には接写時に対象を明るくする、LEDライトも用意されている。

　背面には3.3型のタッチパネル式有機ELディスプレイ（123万画素相当）で、記録メディアはメモリースティックマイクロ（Mark2）もしくはmicroSD／SDHC／SDXCメモリカード。本体サイズは96.4（幅）×59.3（高さ）×15.4（奥行き 最薄部14.4）ミリ、約140グラム（バッテリー、メモリースティックマイクロ含む）。