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ソニー、本格撮影も楽しめる30倍ズームコンパクト「DSC-HX50V」30倍ズームで世界最小最軽量

» 2013年04月24日 13時00分 公開
[ITmedia]
photo 「DSC-HX50V」

 ソニーは4月24日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-HX50V」を5月17日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万3000円前後。20倍ズームレンズとGPS、Wi-Fi連係機能を搭載した2012年春モデル「DSC-HX30V」の後継製品で、ズーム倍率や手ブレ補正、さらにはAF速度の高速化も進めたモデルとなる。

 搭載するレンズは35ミリ換算24〜720ミリの光学30倍ズームレンズで、手ブレ補正の効果は同じく30倍ズームレンズを搭載する昨年春モデル「DSC-HX200V」に比べて約2倍に強化され、AFも最速0.17秒と高速化された。720ミリ相当となるテレ端でもAF速度は0.19秒と高速だ。

 HX30Vに比べてより撮影を積極的に楽しむモデルとも位置づけられており、本体上面には露出補正ダイヤルとストロボや電子ビューファインダーなどを装着できる「マルチインターフェースシュー」を搭載。レンズには5枚羽根による虹彩絞りも備えており、7段階(F3.5/4.0/4.5/5.0/5.6/7.1/8.0)に絞り値の調整も行える。

 「プレミアムおまかせオート」を始めとした撮影機能は同じく今春モデルの「DSC-WX300」などと同様で、プレミアムおまかせオートでは被写体/状況認識に「動き(暗い)」が追加され全44パターンに増加したほか、ストロボを用いての撮影時にカメラが自動的にISO感度を調整することで背景まで明るく写す「アドバンスフラッシュ」も利用できる。

 Wi-Fiを利用したスマートフォン連係機能も強化され、スマートフォンへの画像/動画転送のほか、スマートフォンをリモコンとして撮影後の画像が自動転送される「スマートリモコン」も利用できるようになっている。電源には「DSC-RX100」などと同じく“Xバッテリー”「NP-BX1」を採用しており、約400枚の撮影を行える。

 撮像素子は1/2.3型 有効約2040万画素の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”で、最高ISO感度はISO12800(ISO6400以上は全画素超解像及び連写重ね合わせ)。1080/60pのフルハイビジョン動画撮影も可能だ。GPSと電子水準器も備える。

 全体的な外観デザインはHX30Vを踏襲するが、多少ではあるが丸みが押さえられ、露出補正ダイヤルを備えたこともあって、ややクラシカルな雰囲気が増している。背面液晶は3型/約92万画素で、サイズは108.1(幅)×63.6(高さ)×38.3(高さ)ミリ、272グラム(撮影時重量)。30倍以上の光学ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラとしては「世界最小最軽量」(同社)だ。カラーにはブラックとチタンシルバーの2色を用意する。

→ソニーストアで「DSC-HX50V」をチェックする
世界最小・最軽量(※30倍以上の光学ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルスチルカメラにおいて。2013年4月24日広報発表時点。ソニー調べ)光学30倍。こだわりの撮影に応える、本格コンパクト


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