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» 2013年05月27日 16時00分 UPDATE

新キットレンズが魅力的 動画撮影も楽しみたい新スタンダード「EOS Kiss X7i」 (1/3)

この春、2つのモデルが発売されたキヤノン「EOS Kiss」シリーズ。その中でも兄貴分にあたる「EOS Kiss X7i」は、操作性の向上とキットレンズが新しくなっての登場だ。

[野村シンヤ,ITmedia]

EOS Kissシリーズの正統なる最新機種

 キヤノンより販売開始された「EOS Kiss X7i」は、エントリーモデル「EOS Kiss」シリーズの上位に位置するモデルで、従来のEOS Kissシリーズの流れを受け次ぐ後継機だ。

 同じく4月に販売開始された「EOS Kiss X7」がレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラとして世界最小・最軽量を実現するためにバリアングル液晶モニタを省いてあるのに対し、こちらのKiss X7iは既存モデル「EOS Kiss X6i」同様に搭載、連写性能やAF性能においてもX7と差がつけられており、撮影の自由度はこちらの方が当然高く、入門機の中でもハイスペックな仕様になっている。

photo 「EOS Kiss X7i」 既存Kiss X6iから比べてもボディデザインに大きな変更はなく、塗装がザラっとした感じでシックな感じを強調したくらい。操作パーツは、電子ダイヤルが360度回転するタイプに変更された。使用するバッテリも同じく「LP-E8」で、撮影可能枚数(CIPA)も約440枚と変わらない

 Kiss X6iに比べると、ボディの大きさは約133.1(幅)×99.8(高さ)×78.8(奥行き)ミリと同じで、重さは525グラム(本体のみ)と5グラム増えたくらいなので、ほぼ同一サイズといっていい。デザインはパッと見た感じではそれほど変わっていないが、電子ダイヤルが360度回転するようになり、滑り止めの溝が突起状に替わったことでさらなる操作性の向上が図られている。

 光学ファインダーは視野率約95% 倍率0.85倍と同一であり、バリアングル液晶モニターもワイド3型/104万画素と従来通りの仕様となっている。もちろん、タッチパネル対応なので、メニュー画面でスマートフォンのように指で触れて操作することができる。

photo

操作性の向上に重きを置いた作り

 撮像素子はAPS-Cサイズの有効1800万画素CMOSセンサーで、映像エンジンはDiGiC 5、最高ISO感度はISO 12800で、連写速度は秒間約5枚と、このあたりもX6iと同じ仕様だ。AFに関してもオールクロス9点AFセンサー、ライブビュー時にタッチパネルをタッチするだけで動作する「ライブ1点AF」、ライブビュー撮影や動画撮影時に高速なAFを実現する「ハイブリッド CMOS AF」を搭載するなど、こちらも同一機能を継承している。

 変更された点を挙げるとすると、画像に特殊効果を加えられるクリエイティブフィルター(7種類)が、撮影後だけでなくライブビュー撮影時にも選択可能になり、フィルター効果をライブビュー画面でリアルタイムで確認しながら撮影できるようになったこと。もうひとつは、夜景ポートレート、手持ち夜景、HDR逆光補正をまとめた「SCN(スペシャルシーン)」モードを新たに設けた点だ。

 こうして見てみると、X6iとスペックは変わらず、操作性のさらなる向上を目指したマイナーチェンジモデルといったところだ。

photo 新たに撮影モードに加えられた「SCN」には、HDR逆光補正、夜景ポートレート、手持ち夜景といったものがまとめられている
photo 従来機種同様、撮影モードを変更するとモードの説明が表示されるので、まだ覚えきれていない初心者でも簡単に操作できる

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