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幅広い用途に対応、カッコ良くなった盛りだくさんミラーレス 「DMC-G6」 (2/5 ページ)

» 2013年07月24日 21時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 基本的な操作系はG5と同じ。

 グリップ部にレバーがついており、普段は露出補正レバーとして使うが、電動ズームレンズを装着したときはズームレバーとして使える(どっちにするかは設定で選べる)。背面右上にはクリック付電子ダイヤル。背面にはボタンがたくさん並ぶ。Wi-Fiボタンがついたことで、ボタンの数はG5より1つ増えた。

photo 特徴的なグリップ部。斜めに付けられたシャッターボタンの奥にファンクションレバーがある。電動ズームリング装着時はズーミング、普段は露出補正に使えて便利
photo 上面から。基本構成はG5と同じ。デザインも上から見るとG5に似てる。iAボタンを押せばいつでも「おまかせiA」モードになる

 すごいのは大量のボタンのうち、5つをFn1〜Fn5としてカスタマイズできること。さらに画面上にFn6と7の2つのタッチパネル用ボタンがあるので総勢7つ。その気になればかなり細かいカスタマイズが可能だ。

photo 背面から。右下のWi-Fiボタンが新しく増えたボタン。右上の電子ダイヤルはクリック機能付き。Fn1からFn5まで5つのボタンをカスタマイズ可能なのはすごい。モニタは静電容量付タッチパネルでバリアングル式

 撮影機能もすべてを取り上げていると書いても足りないほど揃ってる。iAボタンを押せばいつでも「おまかせiA」で撮れるし、これがまたなかなか優秀。例えば暗い時は(おそらく)カメラのブレを検知し、三脚使用時と手持ち時ではまったく別のセッティングをしてくれる。手持ちだとISO3200まで平気で上がるし、三脚利用と判断されると低感度でスローシャッターに切り替わる。GF6同様、料理の自動判別もついた。

photophoto モニタは3:2。画像の基本アスペクト比は4:3なので左右がちょっと余る。中央のラインは電子水準器。前後左右の傾きを見てくれる。右下にレバーは露出補正、ダイヤルをワンプッシュすると露出補正モードになるよと書いてある(写真=左)、Q.MENUを表示させるとその場でさっとセッティングを変えられるのは従来と同様だ。Q.MENUを使わないのなら、Q.MENUボタンもカスタマイズできる(写真=右)

 おまかせiAの挙動は以前に比べてもインテリジェントとなり、より柔軟に調整されているという印象だ。特にISO感度を積極的に上げるようになった(以前はISO感度を低めに抑える傾向があり、けっこう被写体ブレが起きた)。

 撮影機能はP/A/S/Mの各露出モードのほか、HDRや超解像、インターバル撮影、コマ撮りアニメ撮影などと豊富だ。それに、「シーンガイド」にも細かいシチュエーションが用意されていて面白い。人物だけで5種類(子どもや人物+夜景を入れると7種類)ある。夜景も人物+夜景を入れると6種類あるのだ。

photophoto 左がHDRなし、右がHDRあり。HDRを使うとちょっと画角が狭くなる
photo 豊富なシーンモード
photo 「夜景:夜景をクールに撮る」で撮影。三脚に乗せていたのでISO160でシャッタースピードは4秒。青みがかったクールな感じに。これはカッコいい
photo 「夜景:イルミネーションをキラキラ撮る」で撮影。こちらは手持ちだったのでISO2000で1/60秒

 クリエイティブコントロールモードでは、各種デジタルエフェクト(19種類)を楽しめる。新しく追加されたのは陽射しを追加する「サンシャイン」。タッチパネルを使って好きな場所に光源を置ける。

photo 「サンシャイン」で自由の女神を真上から照らしてみた。これはちょっと面白い)
photo おなじみの「インプレッシブアート」。いわゆる「ドラマチック」系だ

 と、フルオートでも細かく凝った設定でも、お遊び系でも何でもいける懐の深さが魅力だ。最後にWi-FiとNFCの話を。

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