連載
» 2013年10月15日 11時27分 UPDATE

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:第29回 iOS7で便利になった写真のシェア

写真は撮ったら見たいし見せたい。iOS7ではAirDropをはじめ、この「見せる」(シェアする)部分も強化されているのだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 この連載は「カメラ講座」というくらいだから、カメラ機能に注目してるんだけど、写真って「撮る」だけじゃ終わらないわけで、その後に「見る/見せる」が待っているのだ。というわけで、再生機能編のラストは「見せる」話。これもiOS7でけっこう強化されたのである。

 撮った写真を見たり見せたりしたいときは、写真アプリから、左下にある「共有」ボタンをタップする。

photo

 iOS7はどのアプリでも、基本的に共有はこのアイコンなので覚えておくべし。すると、この共有画面に切り替わる。

photo 写真の共有画面

 一番上が共有したい写真の選択。2番目がiOS7の新機能「AirDrop」(エアドロップ)。3番目が写真をネットを使ってシェア(共有)する機能。4番目の線だけのアイコンがそれ以外の写真を見るための機能。そんな風に並んでる。

ネットを使ってシェアする

 一番よく使うのは、たぶんネットを使ったシェアなんじゃないかと思うわけで、その話から。

 メッセージは、メッセージアプリ(SMSとかMMSとかで使う)で写真を相手に送るとき、メール送信はメールの添付ファイルとして写真を相手に送るときに使う。まあ特に解説はいらないかかと思う。

 iCloudはiCloudの共有フォトストリーム機能を使って写真をシェアするときに使う。簡単にいえば、インターネットのクラウド上に「オンラインアルバム」を作ってアップロードし、「ここに写真を上げたから見てね」ってメールを送信するという機能。

 どういうときに使うか。

 メッセージやメールでは一度に何枚も送れないし(ちなみにメールだと5枚まで添付できる)、多くの人数へ同時に送るのにも向かない。それだったらネット上にアルバムを作り、そのURLをメールした方が手っ取り早い。それなら特定の複数人へ簡単に写真を見てもらえるし、後から写真を追加することもできる。

 とまあそういう機能である。受け取った人は、写真アプリの「共有」からでも、Webブラウザからでも写真を見ることができて便利。

 手順としては写真をどかっと選択し、共有をタップして「iCloud」を実行。そして「新規ストリーム」を選んで、名前をつけ、そのストリーム(つまりオンラインアルバム)を見せたい人を連絡先から追加して、OKという感じ。

photophoto 写真を16枚選んでみた(写真=左)共有をタップして、iCloudを選択。選択肢が減っているのに注目。写真の枚数が増えると、大量アップロードに未対応の機能は自動的に減るのだ
photophoto 新規ストリーム(要するにアルバムの名前)を入力、そのストリームを見せたい相手を連絡先から入力する

 で、受け取った人は、写真アプリからこんな感じに閲覧できるのだ。

photophoto 写真アプリの「共有」に共有ストリームが表示され、該当するストリームを開くとこんな風に表示される

 iCloudより右にあるのは、他社のサービスでiOSがサポートしているもの。iOS6の時点でTwitterとFacebookが用意されてたが、iOS7では新たにFlickrとVimeoという2つのサービスがサポートされた。

 このあたりを使うときはあらかじめ、「設定」からアカウントを登録しておくこと。

photo Twitter、Facebook、Flickr、Vimeoの4つのアカウントはiOSがサポートしているので、設定画面からアカウントをセットできる

 Flickrというのは世界的に有名なフォトサイトで、残念ながら日本語化されてない(その上、純正アプリは日本からはダウンロードできない)ので、知る人ぞ知るって感じになってるけれども。

 試しにTwitterに写真を投稿してみる。Twitterをタップして、コメントを書いて「投稿」をタップするだけでOK。

photophoto コメントを入れて投稿(写真=左)、投稿された写真を、Twitterアプリで開いてみたの図(写真=右)

 この辺はすごく簡単。

いろんな方法で写真を見る

 一番下はネットを使う以外に写真を利用する方法。

 コピーは写真をコピーして、他のアプリに渡すときに使う(対応アプリだと、写真をペーストできる)。スライドショーは文字通り、スライドショーが始まる。「連絡先に設定」や「壁紙に設定」も文字通り。

 で「AirPlay」は知らない人がいるかもしれない。

 AirPlay対応機器にWi-Fiを使った写真を飛ばす機能で、たとえばアップルの「AppleTV」をテレビにつないでおけば、iPhone→AirPlay→AppleTV→テレビという具合に、iPhoneの写真をテレビに表示できるのだ。

 これ、YouTubeの画面をテレビで見るなどいろいろ応用が効くので、AppleTVを持っている人は試してみるべし。持ってない人は買ってもいいんじゃないかな。iTunesStoreの映画もテレビで見られるし。

AirDropしてみる

 iOS7で追加された新機能が「AirDrop」(iPhone5以降が必要なので、iPhone 4SにiOS7を入れても使えない。残念)。これは「近くにいる人に写真を送ったり受け取ったりする」機能。iPhone5以降じゃないと使えないんだけれども、かなり遊べる。

 近くにAirDropをオンにしてるiPhoneやiPadがあれば、こんな風にその人のアイコンが表示されるのだ。

photo 画面に出ているアイコンは、わたしのiPhone5のもの

 で、アイコンをタップすると、その人の画面にこんな風にWi-Fiを通して写真が送りつけられるのである。

photo いきなりこんな画面が出てくる。受け入れるをタップするとダウンロードされてカメラロールにその写真が入る

 これ、どういうときに使うものなのか。

 友だち同士で遊びに行ったりごはんを食べに行ったりするとしよう。そこで誰かが誰かの写真を撮る。するとたいてい「その写真、わたしにもちょうだいー」って展開になる。

 今までなら何らかのアプリを使って送信してたんだけど、AirDropがオンになってれば、こんな風に「今送るね−」といってその場でさっと送れちゃうのだ。その場にいる人だけがアイコンに出るので、送る相手を決定するのも簡単だし、操作もただ写真を選んでアイコンをタップするだけと超簡単。

photo 実際にはこんな感じでその場にいる人が表示されるので、送りたい人を選んでタップすればOK

 ただ、見知らぬ人に勝手に写真を送りつけられても困るわけで、もちろんオンオフできる。コントロールセンターを開いてAirDropをタップ。で、AirDrop対象を連絡先のみ(アドレス帳に入ってる人のみ)か、全員か、オフかを選ぶ。

photophotophoto コントロールセンターの「AirDrop」から、許可する範囲を決める

 ちなみにわたしはめんどくさいので「全員」に設定して、常時オンにしております。全員にしておくと、「全員にAirDropを許可してる見知らぬ人がたまたま近くにいたとき」に、その人のiPhoneが見えちゃっていきなり写真を送りつけたりできるわけで、iOS7ユーザーがどんどん増えれば見知らぬ人に写真を送りつけられる事案が発生するかもしれないけど、もしわたしをAirDropで見つけてもヘンな写真をいきなり送りつけたりはしないでください。楽しい写真ならアリです(をい)。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.