ITmedia NEWS >

ローパスレス仕様にWi-Fi搭載、高画質をシェアする一眼「D5300」 ニコンから

» 2013年10月17日 13時32分 公開
[ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ニコンは10月17日、デジタル一眼レフカメラ「D5300」(レビューまとめはこちら)を11月中旬より販売開始すると発表した。ボディのみ、レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」をセットした18-140レンズキットが用意されいずれも価格はオープン。同社直販サイト「ニコンダイレクト」での販売価格はボディのみが8万9800円、18-140レンズキットが12万9800円。

photo 「D5300」

 同社一眼レフ機のなかで唯一、バリアングル液晶を搭載した「D5200」(レビューまとめはこちら)の後継機種。ローパスレス仕様の有効2416万画素 DXフォーマット(APS-Cサイズ 23.5×15.6ミリ)センサーに最上位機「D4」同様の画像処理エンジン「EXPEED 4」を組み合わせ、Wi-FiとGPSも搭載。撮影後の楽しみも広げた。

 画像処理エンジンがEXPEED 4となったこともあり(D5200はEXPEED 3)、ISO感度は常用ISO100〜12800(感度拡張によってISO25600相当までの増感可能)とD5200より高められており、また、EXPEED 4によって色再現性の向上も果たしたことから、「ピクチャーコントロール」システムによって、よりクリアな絵作りも楽しめる。

 本体に搭載するWi-Fiによって、専用アプリ「Wireless Mobile Utility」をインストールしたスマートフォンやタブレットへ撮影後、すぐさま画像転送が可能。Wi-Fiでのデータ送信中もカメラ側の動作は中断されないので、撮影のテンポもキープできる。また、Wireless Mobile Utilityをインストールしたスマートフォンやタブレットからのリモート撮影も行える。GPSはA-GPSに対応しており測位時間の短縮が図れるほか、一定間隔での位置取得も可能なのでGPSロガーとしても機能する。

 AFセンサーにはD5200と同様にマルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュールを採用しており、測距点は39点(中央9点クロス)。また、2016分割RGBセンサーによるシーン認識との連動によって、高精度な撮影を簡単な操作で行える。連写は最高約5コマ/最大100コマまで。

 外観上の大きな特徴ともなっているバリアングル液晶のサイズは3.2型ワイド(104万画素)で、可動範囲は開閉時で0〜180度、回転時で−90度〜+180度。ライブビュー撮影時のコントラストAF速度も従来機より高速化(組み合わせるレンズによって速度は異なる)されている。光学ファインダーの視野率は約95%で、倍率は約0.82倍(50mm F4レンズ使用時)。

 動画撮影機能「Dムービー」は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン対応で、動画撮影時のAFはコントラストAFとなり顔認識も利用できるほか、「ターゲット追尾AF」の追尾性能が向上している。録音レベルのマニュアル調整が可能なステレオマイクも本体に搭載する。

 ボディカラーはブラック、レッド、グレーの3色で、パッケージにはボディカラーにあわせた配色のストラップが付属する。本体サイズは約125(幅)×98(奥行き)×76(高さ)ミリ、約530グラム(バッテリー「EN-EL14a」およびメモリカード含む)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.