AFセンサーには、新たに「SAFOX 11」を搭載する。AF測距点の数は、K-5 II/5 IIsの11点(クロス測距点9点)から27点(クロス測距点25点)に強化。キット付属の標準ズームを使った場合、薄暗いシーンではスピードが少々低下するが、AFの精度は高く、狙ったポイントに確実に合焦する。
ライブビュー撮影時のAFについては、これまでと同じくコントラスト検出方式となる。光学ファインダー撮影時の位相差検出AFに比べるとやや遅いが、それでも一眼レフ機のコントラスト検出AFとしては最速クラスといっていい。
連写は、前モデルは7コマ/秒から高速化し、最高で8.3コマ/秒に対応。スポーツなどの動体撮影を楽しむユーザーにはうれしいポイントだ。連続撮影可能枚数は、JPEGで約60コマ、RAWで約23コマ。十分なバッファメモリがあるので、連写が途切れることはほとんどない。ただし、画像の書き込み中は設定や再生などの一部の操作が制限される。より快適に使いたいなら、書き込みが速いカードを使うのがいいだろう。
手ブレ補正は、これまでの同社製品と同じく、全レンズに対応したイメージセンサーシフト式を内蔵する。新たに手ブレ補正専用のサーボコントローラーを装備してマルチタスク化を図った上で、補正ユニットを動かす磁力を向上させたとのこと。これによって、最高で約3.5段分の補正効果(前モデルは約3段分)を実現。薄暗いシーンでも安心して手持ち撮影が行える。
さらに、約8.6万画素の新型RGB測光センサーの搭載によって露出精度を高めたほか、コンパクトデジカメ「GR」から継承したマルチパターンオートWB機能の採用、記録メディアのダブルスロット化、オプションの無線LANカードへの対応などを図っている。
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