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» 2013年12月26日 00時00分 UPDATE

2013年注目したカメラ&トピックス(ライター 荻窪編):EVFの性能アップにグッときた、2013年だったかな (1/2)

EVFの性能が上がって実用的なレベルになったことが大きな要因なのだけれども、今年は「EVF+チルト式モニタ搭載カメラ」の当たり年だったと思っております。特に気に入ったモデルをご紹介。

[荻窪圭,ITmedia]

「EVF+チルト式背面モニタ」モデルの増加がうれしい2013年

 2013年も仕事がらいろんなデジカメを触ってきたのだけれど、今年を象徴するのは普及型コンパクトデジカメ絡みの依頼がぐっと減ったこと。ラインアップが縮小されたり従来ほど各社が力を入れなくなって新しい試みが盛り込まれなくなったこともあるけど、要するに市場のニーズがそこから離脱したんだろうなと思う。わたしもそのニーズならiPhoneでいいし。

 で、2013年にマイブームだったのは「EVF+チルト式モニタ搭載カメラ」。そこに使えるカメラがいくつも出てきたのだ。

 マイブームになった理由は3つ。ひとつは光学ファインダー搭載機(要するに一眼レフ)に今ひとつ魅力的なモデルが出なかったこと。ニコン「Df」は欲しいけど、あれはちょっと特殊というか別枠な感じだし。

 ふたつめは、EVFの大きさやクオリティがひと頃に比べてぐっと上がったこと。光学ファインダーに比べるとタイムラグがゼロとは言えないけれど、普通の撮影なら問題ない。最近のEVFは画面が大きくて明るいし、拡大表示ができるからMF時も安心だし、何より撮影後をイメージしながら撮れる。個人的にはEVFに対する抵抗ってないので、レベルがあがればさっさと移行します。

 みっつめは、老眼が進んだから。ローガン卿と呼んでください。老眼が進むと背面モニタでは細かい設定やピントの山を確認しづらくなるのだ。ラフに撮る時はいいけど、ディテールを確認してしっかり撮りたいときはEVFを使いたくなる。「視度補正」機能を使えば老眼でもしっかりピントを合わせられるのだ(これは光学ファインダーでも一緒だけどね)。これはありがたい。高齢化社会に向かって、EVF搭載カメラは増えていくと思うよ。近いうち、日本人の4割は老眼とかそんなことになりかねないもの。

 で、アイレベルでしっかり撮りたいときはEVFをのぞき込むとなると、背面モニタはもっと適当に撮ったり楽をしてアングルを変えて撮ったりするときに使いたいわけで、可動式じゃなきゃイヤってことになる。

オリンパス 「OM-D E-M1」

 その筆頭がオリンパスの「OM-D E-M1」。昨年E-M5をこの年末コラムで取り上げたのにまたOM-Dかよ、と思わないでもないけど、気に入って買っちゃったのだからしょうがない。E-M5よりちょっと大きく高価になった分、使い勝手も性能も上がってるし。

photophoto オリンパス 「OM-D E-M1」

 これのEVFがいいのだ。さらにデカくなり(フルサイズ一願レフのファインダーをのぞいてるようなサイズ)、屋外でのぞいても明るくて見やすい。マイクロフォーサーズだからまあフルサイズ機と比べるとクオリティや被写界深度で劣るところはあるけど、その分レンズが小さくて済むのでシステム全体としてコンパクトに収まる。いいレンズもそろってきたし、実用性ではこれが一番いい。

photo 「OM-D E-M1」(写真右)と同社コンパクトデジカメ「STYLUS 1」

 次点はパナソニックの「DMC-GX7」。EVFもチルトするところとか、ボディバランスの良さはさすが。

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・レビュー:実用度の高いハイエンドミラーレス 「OLYMPUS OM-D E-M1」

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