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» 2014年01月21日 00時03分 UPDATE

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:第41回 一瞬にして盛り上がった水彩画アプリ「Waterlogue」

2014年の正月、盛り上がったフィルタアプリといえば「waterlogue」。水彩画のように加工するアプリなのだけど、有料にも関わらずぐあーっと盛り上がったのだ。遅まきながら、ご紹介したい。

[荻窪圭,ITmedia]

 2014年の正月、突如として爆発的に流行し、口コミ(というかツイコミ?)でまたたくまに祭り状態になったフィルタアプリがあったのであった。この世界って盛り上がるときは一瞬なので、こうやって週刊ベースの連載で書いてるととりあげたときにはもう遅い感が否めないのだけど、スルーするにはあまりにもったいないのでやるのである。ほんとは先週辺りからフィルタ系アプリを徐々に取り上げていき、その中で、と思ってたのだけど、一瞬にしてここまで盛り上がるとは予想外でした。

 それが水彩画アプリ「Waterlogue」。今までも、ぐわっと短期間で盛り上がるアプリってあったけど、waterlogueがすごいのは、300円の有料アプリでなおかつ無料の体験版もなかったってこと。単機能で300円って安くはないけれども、多くの人が有料で購入する価値があると認めたわけで、よい話だなあと思う。

 で、Waterlogueをかけた写真はこんな感じ。

 まず元の写真。

photo なんてことないBluetoothスピーカー。たまたま台所で音楽を聴くのに使おうと買って、それをTwitterに上げるために台所で撮ったもの

 これにWaterlogueをかけてみる。

photo まずWaterlogueを起動し、カメラアイコンからカメラロールを開き、写真を選ぶ
photo 最初に元写真から輪郭を抽出して輪郭を描く

photo 続いて、少しずつペイントしていく
photo 完成

photo 保存するなり、ほかのアプリに渡すなりツイートするなりする

 である。ただそれだけ。

 でもデキが抜群にいい。デジタルフィルタっぽいわざとらしさがなく、絵画っぽく仕上げてくれる。元絵が日常的なものであるほど仕上がりとのギャップが大きくて面白い。ただその分、処理に時間はかかる。上の例の場合、iPhone 5sで15秒くらい。

 フィルタは全部で9種類。毎回15秒かかってはかなわないけれど、サムネイルを最初に作成するので、それを見てから採用するかどうかを決めればいい。サムネイルを見てOKならそこをタップすればよい。

photo 最初は「Natural」「Bokd」「Luminous」。その後は「Natural」。上画面右下のサムネイルは「Bold」
photo 「It's Technical」「Travelogue」「Rainy」その後ろが「It's Technical」で方眼紙に水彩で描いた感じ。サムネイルは「Travelogue」

photo 「Illustration」「Soaked」「Shallow」。画像は「Illustration」
photo 「ColorBloom」「Fashonable」「Blotted」。後ろは「ColorBloom」で、サムネイルは「Fashonable」

 さらにボーダーのオンオフと仕上がりの明るさを調節できる。

photo ボーダーをつけるかつけないか
photo 明るさは5段階。夜の写真なので、少し暗めに仕上げてみた。

 という具合だ。

 せっかくだからサンプルをいくつか。

photo 東京湾と月。Illustrationフィルタで少し暗めにして。なんとなく、ムンクの「月光」っぽい雰囲気(にするには月の位置が高すぎはするけど)に
photo ロマンスカーをIt's Techinicalで。方眼紙にさっと輪郭線を描いて水彩でさくっと塗った感じ
photo ポートレートをColor Bloomで。顔の輪郭のとりかたがすごい。鼻とか
photo Soakedで肩を組んで寝てる猫を水彩っぽく
photo Boldでおにぎり。シンプルな白い背景の構図はお勧め

 なんでもかんでも水彩化してると飽きちゃうけど、ディテールよりその場の雰囲気を生かしたいとき、いちばん雰囲気の合うものを選んで効果的に使うべし。

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