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» 2014年03月17日 17時30分 UPDATE

画質と操作性を徹底追求、こんなに進化した「G」のフラッグシップ――キヤノン「PowerShot G1 X Mark II」 (1/3)

キヤノン「PowerShot G1 X Mark II」は同社コンパクトデジカメの最上位モデルだ。画質と操作性を徹底追求したという、その性能は本物か? じっくりと使ってみた。

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撮影領域を拡大した新開発の光学5倍 大口径ズーム

 キヤノンから、1.5型の大型CMOSセンサーを搭載した高級コンパクトデジカメ「PowerShot G1 X Mark II」が登場した。2012年3月に発売された「PowerShot G1 X」の後継モデルであり、大きなセンサーサイズを維持しながら、レンズの高倍率化や撮影機能の強化、操作性の改良などを図っている。

photo キヤノン「PowerShot G1 X Mark II」

 まず注目したいのは、新開発した大口径のズームレンズだ。前モデルのレンズは35ミリ換算の焦点距離が28〜112ミリ相当の光学4倍ズームだったが、本モデルでは24〜120ミリ相当の光学5倍ズームを新搭載。ワイド側とテレ側の両方に焦点距離が拡張し、撮影領域が大きく広がったことは素直にうれしいポイントだ。

 下の写真は、24ミリ相当になるズームのワイド側を使って、ライトアップされた噴水を下から見上げるアングルで撮影したもの。広い範囲が写り、その場で感じた華やかな雰囲気がリアルに再現されている。

photo マニュアル露出(F11 4秒) ISO100 WB:電球

 次は、120ミリ相当になるズームのテレ側で撮影したもの。大きくズームアップして背景を整理し、水流の輝きをいっそう強調している。また、その次は公園のカリヨンをズームの中間位置でとらえた写真だ。ズーム域が広いので、このような部分を切り取る感覚のフレーミングも自由自在に楽しめる。

photo マニュアル露出(F10 4秒) ISO100 WB:日陰
photo 絞り優先AE(F8 1/250秒) ISO100 WB:太陽光

 レンズの開放値は、F2.0〜F3.9に対応する。前モデルのF2.8〜F5.8に比較した場合、ワイド側とテレ側がそれぞれ明るくなっている。これによって、薄暗いシーンでも感度をあまり高めることなく、手ブレや被写体ブレをいっそう低減可能になった。もちろん、光学手ブレ補正機構(IS)もある。手ブレ補正機構は前モデルから引き続き、マルチシーンISなので、設定を気にすることなく、常に撮影シーンに応じた最適な補正が自動的に行われるのがありがたい。

 次の2枚は、レンズの絞りを開放で撮影したもの。ピントを合わせた部分はくっきりと解像し、開放値ながら切れ味鋭いレンズの描写性能が感じられる。色収差や歪曲収差が目立たないように補正されている点にも好印象だ。

photo 絞り優先AE(F2 1/50秒) ISO800 WB:電球
photo 絞り優先AE(F3.9 1/40秒) ISO400 WB:オート

進化したマクロ撮影性能

 マクロ性能も大きく進化した。レンズ先端からの最短撮影距離は、前モデルではワイド側20センチ/テレ側85センチだったが、本モデルではワイド側5センチ/テレ側40センチへと短縮。植物や昆虫などを大迫力のクローズアップで写せるほか、書類や小物といった日常のちょっとしたものをメモ感覚で記録する際にも重宝する。

 次の3枚は、マクロ機能でとらえたミニカーと車のエンブレムだ。コレクションする感覚で、自分の好きなものを大きく写せることはマクロ撮影の醍醐味である。素材のディテールまでが鮮明に写り、マニアにはたまらない写真となった。

photo 絞り優先AE(F3.2 1/25秒) ISO400 WB:オート
photo 絞り優先AE(F8 1/6秒) ISO800 WB:オート
photo 絞り優先AE(F3.9 1/15秒) ISO1600 WB:オート

 ボケの表現力も見逃せない。一般的にコンパクトデジカメはボケの表現が苦手だが、本モデルは1.5型の大型CMOSセンサーを搭載した上で、レンズの開放値がF2.0〜F3.9と明るいので、コンパクトデジカメとは思えないワンランク上のボケが味わえる。

 下の2枚は、窓際の小物を絞り開放値でスナップしたもの。背景部分の滑らかなボケが、写真に奥行きと立体感を与えている。と同時に9枚羽根絞りの採用もあり、光源の部分はきれいな玉ボケが生じている。

 ちなみに絞り羽根の枚数はボケの表現に密接に関わっており、9枚絞りという枚数は高い描写力を持つ同社「Lレンズ」シリーズの「EF24-70mm F2.8L II USM」などでも採用されている。こうした点からもPowerShot G1 X Mark IIの新開発レンズは力の入った設計がなされていることをうかがい知ることができる。

photo 絞り優先AE(F3.9 1/30秒) ISO400 WB:オート
photo 絞り優先AE(F3.9 1/60秒) ISO400 WB:オート

1.5型CMOSセンサーが生み出すワンランク上の画質

 撮像素子には、総画素数1500万画素の1.5型CMOSセンサーを搭載する。前モデルのCMOSセンサーから基本部分を踏襲しつつ、新レンズと新エンジンに合わせてチューニングを施したセンサーだ。

 このセンサーの特長は受光面積が大きいこと。ほかの多くのコンパクトデジカメが搭載する1/1.7型センサーに比較した場合、1画素あたりの受光面積は約4.5倍。より多くの光を取り込むことができ、その結果として、広いダイナミックレンジやクリアな発色、低ノイズの高感度画質を実現している。次の2枚は、ISO100およびISO200で撮影した写真だ。どちらもシャドウからハイライトまでの滑らかトーン再現力を確認できる。

photo 絞り優先AE(F5.6 1/80秒) ISO100 WB:太陽光 焦点距離:16.7mm
photo マニュアル露出(F6.3 1/40秒) ISO200 WB:蛍光灯 焦点距離:62.5mm

 いっぽう次の2枚は高感度で撮影したもの。進化した映像エンジン「DIGIC 6」によって的確なノイズリダクションが働き、ISO1600にもかかわらず気になるノイズはほとんど見られない。

photo 絞り優先AE(F5 1/5秒) ISO1600 WB:電球 焦点距離:12.5mm
photo 絞り優先AE(F5 1/13秒) ISO1600 WB:オート 焦点距離:62.5mm

 このセンサーのもうひとつの特長は、2種類のアスペクト比を切り替えた場合でも、撮影画角が変化しない「デュアルベースマルチアスペクト」に対応したこと。これまでの多くのコンパクトデジカメは、4:3で撮影した画像をトリミングすることで3:2の画像を生成していた。そのため、3:2で撮影すると4:3よりも画角が狭くなるという問題があった。だが本モデルのセンサーは、トリミングではなく、4:3の領域と3:2の領域を自動的に使い分けることで、画角を保ったままでのアスペクト変更が可能になっている。

photo アスペクト比4:3で撮影。画像サイズ:4160×3120ピクセル
photo アスペクト比3:2で撮影。画像サイズ:4352×2904ピクセル
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提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia デジカメプラス編集部/掲載内容有効期限:2013年3月30日

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