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デジカメ販売、増税前駆け込み需要ありながらも厳しい状況

» 2014年04月11日 14時14分 公開
[ITmedia]

 BCNは4月11日、同社の集計する「BCNランキング」に基づいたデジタル家電製品の駆け込み需要状況についての販売台数リポートを発表した。

 3月の増税直前に最も駆け込み購入が見られたのは、企業向け会計ソフトなど「業務ソフト」で前年同期比341.8%の高い数値を記録し、Windows XPのサポート終了(4月9日)に喚起され、「デスクトップパソコン」「統合ソフト」「マウス」「SSD」などパソコン関連製品の伸びが目立つ。

 テレビやデジタルレコーダー、デジカメなどのデジタル家電は3月に前月比での伸びを示したものの、4月に入ると反動からか落ち込みが激しく、4月速報値(4月1日〜7日集計)では4割減の数値を記録した製品もある。

photo 主要5アイテムにおける、販売数量前年同期比推移

 デジタルカメラについて、前年同期比で昨年11月からの1カ月単位販売数量を見てみると89.3%(11月)、84.1%(12月)、76.3%(1月)、81.1%(2月)と低迷していた数値が3月には102%と前年同期比でほぼ同レベルまで盛り返したものの、4月速報値では69.6%と振るわない結果となっている。

 この状況についてBCNでは「低価格のコンパクトカメラの販売縮小を中心に、販売台数減少の傾向は当面続くものと見られる」としており、販売台数という側面からすれば厳しい状況が続くと予測している。

photo 主要30カテゴリーにおける、販売数量前年同期比一覧

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