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» 2014年04月24日 10時15分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第175回 動物園で写真に夢中になる撮り方とそのコツの関係 (1/3)

行楽の時季、万人の楽しめるスポットが動物園。動物を撮るのは楽しいということで、家族で出掛けたらお父さんが写真に夢中になって家族に怒られる的なそんな方面のお話です。

[荻窪圭,ITmedia]

 春は行楽の季節ですな、ということで、ひさしぶりに動物園で動物を撮る話なぞ。

 家族と動物園へ行って動物背景に家族写真とか、彼女と動物園へいって楽しくうんぬんとかそういう話にはまったくならず、むしろ、動物は面白いよなその面白さをきちんと撮りたいよな的な、家族で出掛けたらお父さんが写真に夢中になって妻や子から怒られる的なそんな方面を目指しております。

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望遠で猿山

 まずは猿山から。

 個人的に、動物園へふらっとでかけるとつい見入ってしまう、いやカメラを構えて無駄に撮ってしまうのが猿山なのである。猿が大量にいてそこかしこで関係ができてて、社会のようなものができてて、観てて飽きないというのが一番なんだが、猿山は基本的にちと遠いので望遠ズームレンズを1本用意する。猿の顔をアップで撮りたい、というのでない限り、300ミリ相当もあれば十分なので、気楽に済ませたいなら、28-300ミリクラスの高倍率ズームレンズが1本あればいい。

 設定はシャッタースピード優先AEで、速ければ速いほどいいけど、上げすぎると今度はISO感度も上がっちゃうので、1/1000秒以上の適当なところがいい。猿の動きは素早いからそうしないとブレます。止まってる姿だけでは面白くないし。

 あまり動いてない姿をじっくり撮りたいときは、光の向きに気をつけて顔がしっかり見えるように。

photo 顔が影になってしまった
photo こちらは顔に日が当たっている
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 猿山に限らないけど、顔を撮りたいと思ったら光の向きを確認することだ。相手がじーっとしてて動かない動物ならしょうがないけど。

 さて猿である。猿が面白いのは動いているとき。

 カメラを連写モードにして、こいつなんかやらかしそうだと思った猿を追う。これはもう集中力勝負。猿にピントを合わせつつ動き出したらいつでも撮れるようスタンバって撮るべし。

 キタッと思ったら連写。

photo 6枚連写した

 そしてあとから一番いい顔の1枚を選べばいいのだ。

photo クワッと口を開いたこの顔が一番よかった

 もういっちょ、とっくみあいの醍醐味(だいごみ)を。

photo 猿相撲の開始

 あとは、どこで面白い動きを撮れるかチェックしてそこに気を配るべし。

 池の上に不安定な橋がかかってたのでここが狙い目、と猿がジャンプする瞬間を狙ったり。

photo ジャンプする瞬間

 バランスを崩してひっくり返ってるコザルと目があったり。

photo 連写したなかの1枚。目があいました

 いやあ猿は観ていて飽きません。

 最後に「ぼっち」の猿もどうぞ。背中を丸めて葉っぱをいじいじしてる姿が哀愁を誘います。日本猿には哀愁が似合います。

photo ぼっち猿

フェンス越しはこう撮る

 猿山は被写体まで遠いけど、間にフェンスもガラスもなくて見通しがいいのがいい。だが、フェンスがあるときはどうするか。どかすわけにもいかぬので、うまくボカすのである。

 フェンスがあるとカメラ→フェンス→動物という配置になるわけだが、カメラがフェンスに近いほどフェンスはぼけるし、フェンスと動物が離れているほどフェンスはボケる。

photo フェンスの近くにいるとボケが少ない
photo フェンスから離れていると大きくボケる

 さらに絞りは開放で、できれば明るいレンズだとより大きくぼける。

photo F2.2で撮影

 間違ってもフェンスにピントを合わせないように。

photo 大げさにまちがった例

 そこはもう1点AFモードにして、フェンスやネットの向こうにいる被写体にしっかり合わせるようにするべし。

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