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ライカ、アルミ削り出しボディにAPS-Cセンサー搭載のレンズ交換式「ライカT」

» 2014年04月25日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ライカカメラジャパンは、新システム「ライカTシステム」を採用したデジタルカメラ「ライカT」(Type701)を発表した。対応レンズ「バリオ・エルマーT f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH」とともに、5月26日より販売開始する。

photo 「ライカT」(Type701)

 価格はボディが22万円、交換レンズ「バリオ・エルマーT f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」が19万5000円、「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH」が22万5000円(いずれも税別)。

photo 交換レンズ「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH」(左)と「バリオ・エルマーT f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」(右)

 APS-Cサイズセンサーを搭載した光学ファインダーなしのレンズ交換式、いわゆるミラーレスタイプのデジタルカメラで、同社APS-Cサイズセンサー搭載機でのレンズ交換式は本製品が初の採用となる。センサーサイズは23.6×15.7ミリ(アスペクト比は3:2)で、有効画素数は1630万画素。マウントは電子接点を備えた「ライカTマウント」を採用する。

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 アルミの削り出しで形作られた、シンプルなデザインのボディは背面液晶(3.7型/130万画素)でのタッチパネル操作を取り入れており、任意のメニュー項目を登録できる「マイカメラメニュー」も合わせて搭載することで、高い操作性を実現したという。

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 同社カメラとして初めてWi-Fiも搭載しており、撮影した静止画や動画をスマートフォンやタブレットへ転送可能。iOSアプリ「Leica T app」を利用することで、スマートフォン/タブレットからのリモート操作も行える。

 オプションとしてはGPS受信機内蔵のEVF「ライカビゾフレックス」(6万8000円 税別)やライカMレンズを装着するためのマウントアダプター「ライカT用レンズアダプター」(4万2000円 税別)などを用意する。本体サイズは134(幅)×69(高さ)×33(奥行き)ミリ、約384グラム(バッテリー含む)。

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 同時に発売される交換レンズ「バリオ・エルマーT f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」は35ミリ換算約27〜84ミリ相当の標準ズーム。「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH」は35ミリ相当の単焦点レンズ。いずれのピントと絞りは電子制御で、カメラ側の操作でフォーカスモードおよび絞り値を変更できる。

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