さまざまな「写真展」を随時紹介していく本コーナー。ここではオリンパスプラザで開催される野口健写真展「野口 健が見た世界」を取り上げる。
この写真展で最も表現したいのは「現場」の世界。ヒマラヤの高山、アフリカ、そして日本の被災地など、僕はどの現場に行ってもA面とB面があると考えている。パッと目に入る美しい世界がA面ならば、あえて踏み込まなければ見えてこない世界がB面。ときにB面は目を背けたくなるほど残酷だったりする。人の目はどうしてもA面ばかりに向きがちだが、本当の意味で「知る」ということはA面B面のどちらも必要なこと。
僕が最も大切にしているのは「見る」ということ。なぜならば「見る」ということは「知る」ということであり、同時に「背負う」ということだから。
今回、最前線で見てきた世界をよりリアルに伝えようと「ヒマラヤ」「アフリカ」「遺骨収集」「東北被災地」等をテーマに写真をセレクトしました。初めての写真展ですがここからまた何かが始まるのだと、そんな思いを込めました。皆様にとっても何かのきっかけになれば幸いです。
名称 | 野口健写真展「野口 健が見た世界」−アルピニストが撮影したヒマラヤ、アフリカ、日本− |
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開催期間 | 東京会場:2014年5月7日(水)〜5月14日(水)、大阪会場:2014年5月22日(木)〜5月28日(水) |
開館時間 | 10時〜18時(最終日15時終了) |
定休日 | 日曜・祝日 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ東京、オリンパスプラザ大阪 |
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