ソニーが6月6日から販売開始するレンズ交換式カメラ「α77 II」は半透過ミラーを利用したAFシステム「トランスルーセントミラーテクノロジー」や最高12コマ/秒の高速連写性能は既存「α77」から継承し、「専用位相差AFセンサー搭載のレンズ交換式デジカメとしては世界最多」(同社)となる、79点の測距点を搭載したモデルだ。強化されたAFを写真と動画で紹介する。
まずは至近距離の被写体を動かしながら、AF-Cの連写で試し撮り。最高12コマ/秒の連写を行いながら、AF測距点が被写体を追従していく様子が分かる。最高12コマ/秒は前モデルと同様だが、JPEG/FINE時に約5秒間(約60コマ)まで撮影を継続できるのは新製品の進化点だ。
上の動画でのAF設定はフォーカスモードは「AF-C」で、フォーカスリアは「ワイド」、AF駆動速度は「高速」、AF追従感度は「3(中)」。新製品は79点の多点AFを生かすためにAFの機能設定も項目が増えており、フォーカスエリアには「拡張フレキシブルスポット」が追加され、ロックオンAFについても開始位置をフォーカスエリア設定から行えるようになっている。また、α77では画面中央に被写体がないとロックオンAFが開始できなかったが、新製品ではフォーカスエリアにかかっていれば、ロックオンAFを開始できる
なおAF駆動速度は「高速」「低速」の2段階調整、AF追従感度は「1」(低)〜「5」(高)の5段階で調整できる。同社によればとにかく速度を速くして感度を高めるのではなく、被写体の種類と動き方によって駆動速度と追従感度を調整するのが、打率を高めるためのポイントとなるそうだ。
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