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» 2014年05月22日 15時32分 UPDATE

4K30pのウェアラブルカメラ「HX-A500」ファーストインプレッション

パナソニックの「HX-A500」は4K30p撮影可能なウェアラブルカメラ。カメラと本体が分離したデザインも特徴的だが、まずは民生用アクションカムとしては初めて(同社)という4K30p撮影を試した。

[渡邊宏,ITmedia]

 パナソニックのカメラと本体が分離したウェアラブルカメラ第2弾「HX-A500」が編集部に到着した。発売前(6月12日発売)の製品につき試作機だが、4K映像の撮影は可能。まずは4K/30pの動画を撮影してみた。

photo パナソニック「HX-A500」 同梱ヘッドマウント(VM-HMA100)での装着

 ウェアラブルカメラやアクションカムの動向に詳しい人ならば、既に4K動画撮影可能な製品として「GoPro HERO 3 Black Edition」がすでに登場していることは知っているはず。ただ、GoProは4K(4096×2160ピクセル)動画撮影時にフレームレートが15fpsに抑えられている一方で、HX-A500は民生用アクションカムとしては初めて(同社)4K 30p動画の撮影が可能だ。

 HX-A500の4K 30p動画は最大3840×2160ピクセル/30p(最大72Mbps)なので、同じ4Kといっても単純にGoProとの比較はできないが、30p/最大72Mbpsならばなめらかな映像が期待できる。そこでまずは製品同梱の新型ヘッドマウント(VM-HMA100)でカメラをセット、歩きながらの撮影を行ってみた。

 ヘッドマウントはネックバンド式ヘッドフォンのようにバンドが後頭部を通るタイプ。側頭部と後頭部の3点で支える方式が採用されており、頭部への圧迫感は少ない。また、メガネをかけたままでも違和感は覚えない。カメラユニットの取り付けはホルダーへ押し込むように行い、装着した状態でカメラユニットを動かすことで撮影位置の微調整も可能だ。

photo ヘッドマウントにカメラユニットを装着した状態。「4K」と書いてある部分が真横にくるのが正しい取り付け位置
photo ヘッドマウントのカメラ取りつけホルダー部分は自由雲台のように自由にカメラ部を動かせる

 なにより便利なのが本体の液晶モニター。画面サイズは1.5型と大きいわけではないが、どんな映像が撮れているかのモニタリングを即座に行えるのはとても快適。いわゆるアクションカムに属する製品で本体モニターを備えている製品は非常に少ないので(多くの製品が映像モニタリングをWi-Fi接続したスマホで行う)、モニタリングの容易さだけで“買い”と感じる人もいるかもしれない。

photo 本体の液晶モニターで撮影中の映像がモニタリングできるのは非常に快適だ
photo アームバンドも付属する。分かりやすいようにケーブルを長く引き出してるが、ケーブルは折りたたんでケース背面に収納できる

 動画は4K 30pのほか、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)60p/30p、HD(1280×720ピクセル)60p/30p、SD(848×480ピクセル)30pを選択できる。画角も約160度の「ワイド」と約104度の「スタンダード」(手ブレ補正オフ時は約117度)を選択できるが4K時はワイドのみでの撮影となる。

 撮影されたファイルはMP4形式で保存され、映像圧縮はMPEG-4 AVC/H.264が用いられている。H.264を使用しているとはいえ4Kともなると撮影された映像のファイルサイズはかなり大きくなり、マニュアルによれば「16Gバイトのカードで約1時間10分の記録が可能」となっている。アクションカムとしての性質や4K映像の取り回しなどを考えると4Kだけで運用することはないと思われるが、少なくとも8Gバイト、できれば16Gバイト以上のメモリカードは不可欠と言えよう。

 対応製品が徐々に登場しているとはいえ、まだまだ4K再生環境が十分には整っていない中、4K映像を撮れることにどれだけ意味があるかは人によってさまざまな意見があろう。ただ、一般的な利用に耐える4K映像を気軽に撮れる時代が来たことは素直に歓迎するべきだろう。

 今回はファーストインプレッションということで、取り急ぎ4Kまわりの話題を中心として紹介したが、“アクションカム”としての使用感やオプション類については追って紹介したい。

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