さて、ここで設定の話。
設定画面を表示させてあれこれ設定できるほか、ドラッグすることで好きな項目を「ショートカット」に置ける。ショートカットは、標準では「選択フォーカス」と「HDR」が置かれているが、好きなものを3つまで置けるので便利なのだ。
ここでのポイントは3つ。1つ目は「写真手ブレ補正」。2つ目は「連写」。3つ目は「選択フォーカス」。HDRに加えてこの3つは使いこなしたい。「写真手ブレ補正」をオンにすると、暗所で自動的に「連写+合成」機能が働く。ISO400より上げないと撮れないときに働くようだ。
写真手ブレ補正は普段からオンにしといていいんじゃないかと思う。「連写」をオンにすると、シャッターボタンを長押ししたときに自動的に連写が始まる。こちらもオンにしておいてOK。
で、残る「選択フォーカス」。こいつが面白い機能。最近のスマホは背景がボケた写真を作るために「手前にピントを合わせた写真とピントが合ってない写真」の2枚を撮影して合成するって機能を持つモノが出てきてるけれども、S5のはちょっと違う。
「手前にピントを合わせた写真」と「奥にピントを合わせた写真」の2枚を撮影して、あとからどっちにするか選べるのだ。だから「選択フォーカス」だ。
では再生モードにして試してみよう。
結構遊べます。
動画はフルHD(1080×1920ピクセル)に加え、4Kサイズ(3840×2160ピクセル)の撮影にも対応。ただし、フルHD時は可能なリアルタイムHDR動画や、動画中の写真撮影などいくつかの機能は使えなくなる。4K動画撮影に全力を使います、的なものと思えばよし。
で、4K動画ですが、予想以上にきれい。
実際、4K動画を4Kで鑑賞できる環境を持ってる人はそういないわけだけれども、画面で見ただけでもけっこうきれいなのでぜひお試しを。なお、4K動画はMP4形式で記録される。
フルHD動画時は、動画撮影中にシャッターボタンをタップするとフルサイズ(つまり1600万画素相当)の静止画を撮れる。これは素晴らしい。動画にシャッター音が入っちゃうけど、素晴らしい。
残念なのは動画再生アプリに「4K動画から静止画を切り出す」機能が無いこと。このクオリティなら一部を静止画で切り出せると何かと便利そうなので、ぜひ付けて欲しい機能だ。
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