さまざまな「写真展」を随時紹介していく本コーナー。今回は新宿ニコンサロンで、2014年6月10日から開催予定の写真展高田啓一写真展「夢を追いかけて」を案内する。
「大学の4年間、全く情報保障(注)がなく、講義の内容が分からなかった」
「入学前に、〈情報保障を付ける〉と約束されたのに、その保障がなかった」
「情報保障がないため、講義の内容が分からず、毎晩泣いていた」
等、耳が不自由な学生から驚くような話を聞いた作者は、他の学生たちはどんな学園生活を送っているのか知りたくなり、全国各地に出かけ、ろう学生の話を聞いた。
医者、弁護士、教員など、大きな夢を抱いて入った大学で、聴覚障害への十分な対応をしてもらえない多くの学生の存在を知るとともに、日常生活を送る上での様々な困難さなども聞くことができた。
本展では、夢を追いかけて努力しているろう学生の姿と学生たちの思いを展示する。モノクロ約70点。
(注)身体的なハンディキャップにより情報を収集することができない人に対し、代替手段を用いて情報を提供すること。とくに聴覚障害者に対するコミュニケーション支援をさす。
名称 | 高田啓一写真展「夢を追いかけて」 |
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開催期間 | 2014年6月10日(火)〜6月23日(月) |
開館時間 | 10時30分〜18時30分(最終日15時終了) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | 新宿ニコンサロン |
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