さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。今回は新宿コニカミノルタプラザで、2014年7月5日から開催予定の高杉記子写真展「朝日にゝほふ山桜花−Fukushima Samurai−」を紹介する。
2011年、震災のたった2,3カ月後、多くの人命や馬を失い武具を失った厳しい状況下で、大多数の侍たちは相馬野馬追の決行に合意し、その1000年以上も続く歴史を未来へつないだ。
なぜ生きるのか、どのように生きるのか、なぜその土地やその仕事を離れずに、その選択肢を選んで生きるのか。ゆるぎないアイデンティティは同時にもろさともなりうる。それは決して彼らだけに起こった特別なことではないように思った。
私の生活は、私の日々の中で何が大切かを選んできたものの累積であり、紡がれてきたものだ。侍たちと時間をともにする中で、いつのまにか、そこに生きる彼らに自分を重ねながら写真を撮っていた。
※この作品は、震災前に毎日を過ごしていた、相馬野馬追の侍たちおひとりおひとりにとって思い入れのあるふるさとの場所で、それぞれのストーリーを伺い、時間をかけて撮影をさせていただいた。
展示作品:大全紙、1点のみ1500×1500mm の布プリント 約30点
名称 | 高杉記子写真展「朝日にゝほふ山桜花−Fukushima Samurai−」 |
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開催期間 | 2014年7月5日(土)〜7月14日(月) |
開館時間 | 10時30分〜19時(最終日15時終了) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | コニカミノルタプラザ ギャラリーB |
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