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沈輝写真展「棚田の民」写真展

» 2014年07月28日 07時00分 公開
[ITmedia]

 さまざまな「写真展」を随時紹介していく本コーナー。今回は銀座ニコンサロンで、2014年7月30日から開催予定の沈輝写真展「棚田の民」を案内する。

©沈輝

加車村は中国貴州省の南端に位置する人口1500人ほどの苗族の集落で、从(従)江県加榜郷の中心である。村を取り巻く標高1000メートル級の山腹は見渡す限り棚田で覆われ、その景色の美しさで近年観光地として脚光を浴びるようになったが、自然条件は非常に厳しく、多少機械化されたとはいえ、農作業は過酷である。しかし、それゆえ中国における最も保存状態のよい伝統的な農耕文化を保った場所の一つでもある。

作者は、この村を2011年秋に初めて訪れたが、10回の滞在を通して、その景色とともに、自然と共生して、棚田に生きる人々に強く惹きつけられた。

展示するのは、春の田植、秋の収穫と祭り、寮が併設された小学校等、この辺境の村人の生活と表情を追った作品である。

改革開放以来、村にも様々な変化が起こった。作者は、保たれていた農耕文化の行く末を今後も見守ろうとしている。

モノクロ86点。


写真展の詳細

名称 沈輝写真展「棚田の民」
開催期間 2014年7月30日〜8月12日
開館時間 10時30分〜18時30分(最終日15時終了)
定休日 無休(8月9日、10日は休館)
入場 無料
会場 銀座ニコンサロン

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