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クラシカルデザインをまとった“Q”新モデル 「PENTAX Q-S1」8月28日発売

» 2014年08月05日 10時00分 公開
[園部修,ITmedia]

 リコーイメージングが8月5日、手のひらサイズのコンパクトなミラーレス一眼「PENTAX Q-S1」を発表した。8月28日から販売を開始する。価格はオープンプライスだが、実売想定価格はボディのみが4万円前後(税別)、PENTAX-02 STANDARD ZOOMが付属するズームレンズキットが5万円前後(税別)、PENTAX-02とPENTAX-06 TELEPHOTO ZOOMが付属するダブルズームキットが7万円前後(税別)。

PENTAX Q-S1 PENTAX Q-S1

 PENTAX Q-S1は、人気の「PENTAX Q7」をベースに、クラシカルなデザインをまとった新モデル。スペックはPENTAX Q7をほぼそのまま踏襲しているが、質感にこだわり、耐久性のある合皮素材をボディ前面に配するなど、細部がより洗練されている。合皮素材のシボ加工は色ごとに異なっている。ボディ前面に用意されたクイックダイヤルの反対側にシンメトリーにグリップを配置したデザインも特徴だ。グリップ部分にはリモコンの受光部も用意している。

PENTAX Q-S1PENTAX Q-S1 ボディカラーは4色。ブラック×チャコールブラック、ピュアホワイト×クリーム
PENTAX Q-S1PENTAX Q-S1 ガンメタル×カーマインレッド、シャンパンゴールド×クリーム

 ボディカラーはブラック×チャコールブラック、ピュアホワイト×クリーム、ガンメタル×カーマインレッド、シャンパンゴールド×クリームという、どちらかというと落ち着いた雰囲気の4色。キットレンズは本体色がブラックとガンメタルのモデルはブラックが、ピュアホワイトとシャンパンゴールドにはシルバーが付属する。

PENTAX Q-S1 背面には3.0型の液晶モニターを搭載
PENTAX Q-S1 ポップアップストロボも内蔵
PENTAX Q-S1 クイックダイヤルと対称になる位置に円形のグリップを用意した
PENTAX Q-S1 センサーはPENTAX Q7と同じ1/1.7型の裏面照射型CMOS

 撮像素子は1/1.7型の裏面照射型CMOSで、画像処理エンジン「Q ENGINE」を搭載する店などはQ7と同様だ。背面の液晶モニターは約46万ドットの3.0型。手ブレ補正機構「SR」やフルHD動画撮影機能、インターバルHD動画撮影機能なども備える。クイックダイヤルにはスマートエフェクト、アスペクト比、AF/MF、フォーカスアシスト ON/OFF、NDフィルター ON/OFFなどのモードを登録しておける。

 Q-S1ならではの機能としては、スマートエフェクトに、アンティークとフェードカラーという2つのエフェクトが追加された点が挙げられる。また動画撮影中のコンティニュアスAFもサポートした。

 Q-S1でもオーダーカラー受注サービスを実施予定。ボディ5色、フロントシート8色を自在に組み合わせて、レギュラーカラーとして販売する4種をのぞく36種類を受注販売方式で提供する。標準レンズPENTAX-01 STANDARD PRIMEは、5色のボディカラーに合わせた色が選択可能だ。オーダーカラーは8月5日から受注を開始する。

PENTAX Q-S1 オーダーカラー受注サービスも実施。標準の4色に加えて、ボディ5色、フロントシート8色を自由に組み合わせて36種類のカラーが選べる

 また、新モデルの発売に合わせてアクセサリー各種も同時に登場する。カメラを水平にぶら下げて持ち歩ける、両つりストラップが付いた専用の速写ケース「カメラケース O-CC151」(実売3500円前後)、速写ケースにレンズ面のカバーが付いた「カメラケース(フロント付き) O-CC1512」(実売6000円前後)、ベルトにQ-S1とレンズ2本を付けられる「ホルスターケース O-CC1513」(実売7000円前後)などを用意。さらに「02/06用レンズケース O-CC1516」(実売3500円前後)、斜めがけ、ネック、ハンドの3タイプのストラップとして使える「3Way ストラップ O-ST151」(実売4000円前後)なども発売予定だ。価格はいずれも税別。なお、ホルスターケースのみ発売が9月5日の予定で、そのほかは本体と同じ8月28日に販売を開始する。

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